エコたわしの吊るしループの作り方|鎖12目を根元へ引き抜く手順
公式『しかくのエコたわし』の細編みを編み終えると、仕上げには『鎖編み12目のループを編んで根元に引き抜き』とあります。鎖は編めても、根元がどこか分からず、先に糸を切ってよいのか迷うかもしれません。ここでは編み図全体ではなく、最終段の端から吊るしループを一続きで作る操作に絞って確認します。
執筆・確認: amilog編集部公開日: 最終更新:

まず答え
公式『しかくのエコたわし』では、最終段の最後の細編みを終えても糸を切らず、針上の作業ループから鎖を12目編みます。鎖の始点、つまり最後の細編みのすぐ上へ戻し、その細編みの頭を根元の目安にして針を入れます。糸をかけ、根元の目と針上のループへ続けて引き通す引き抜き編みで輪を閉じます。輪の向きとゆとりを確認してから、原本どおり糸始末へ進みましょう。12目はこの作品固有の指定で、別作品ではそのレシピの位置と目数を優先します。

この記事で分かること
- 最終段の作業ループと毛糸玉につながる糸を残したまま鎖12目を編む
- 鎖の始点に戻り、最後の細編みの頭を根元の目安にして引き抜く
- 輪のねじれとゆとりを確かめ、糸を切るのは接続後にする
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まず原本の仕上げ欄と作業中の目を確認する
amilog公式『しかくのエコたわし』は、作り目の鎖16目と立ち上がり鎖1目から始め、細編み16目を18段編み、仕上げに吊るし用の鎖12目を根元へ引き抜く構成です。ここでの16目・18段・12目はこの原本の指定で、他のエコたわしへ当てはめる数字ではありません。まず自分の作品がこの最終段を終えた位置にあるか、原本と照合してください。
最後の細編みを編み終えた時点で、針には次の動作に使う作業ループが1本あり、毛糸玉につながる糸が残っています。Craft Yarn Councilは針上のループを完成した鎖の1目に数えないと説明しています。ループを引き抜いて糸を切る前に、そのまま吊るし用の鎖へ進みます。
『根元』は鎖が出た最終段の端を指す
鎖12目の先端から本体側をたどると、最初の鎖が最終段端の最後の細編みから出ています。この鎖の始点が『根元』です。この記事では、その最後の細編みの頭を接続先の目安にします。頭のV字の2本が見えるなら、両方の下へ針を通します。Craft Yarn Councilは、特別な指定がなければ編み目の頭の2本を拾うのが通常と説明しています。
針に残る作業ループはまだ完成目ではなく、鎖の最初の1目でもありません。鎖を数えるときは針に近い側から完成したV字を一つずつ数え、12目になったら鎖の始点へ戻ります。最初の鎖の穴や、離れた段の隙間を『根元』として無作為に選ばないでください。原本の写真・図で別の接続位置が明示されている場合は、そちらを優先します。
| 見えているもの | この工程での役割 | 確認すること |
|---|---|---|
| 最終段端の最後の細編みの頭 | 鎖が出た本体側の根元の目安 | 鎖の始点のすぐ下へ戻る |
| 編み終えた鎖12目 | たわしから出る吊るし用の輪 | 針上の作業ループを数に入れない |
| 針上の作業ループ | 引き抜き後も針に残る作業中の輪 | 完成した鎖や細編みの1目として数えない |
| 段の途中の隙間や別の角 | この原本の『根元』としては選ばない | 鎖の出発点を指でたどって位置を確かめる |
鎖12目を編んで根元へ引き抜く順番
最後の細編みと作業糸を確認する
本体の最終段を原本どおりに終え、端の最後の細編みを指で押さえます。針上の作業ループと毛糸玉につながる糸を保ち、ここではまだ糸を切りません。
同じ糸で鎖を12目編む
針に糸をかけて作業ループへ通す鎖編みを続けます。針上のループを数えず、完成した鎖を原本指定の12目まで数えます。鎖を強く締めすぎず、後で輪にしたときの長さを手元で見ます。
鎖をねじらず、始点へ戻す
鎖の先端をたわしの端へ近づけ、鎖が一回転してねじれていないか見ます。鎖を出した最後の細編みの頭を探し、針先をその目へ向けます。まだ輪の大きさを確かめられる段階です。
根元の目へ針を入れて引き抜く
最後の細編みの頭を接続位置の目安に針を通し、毛糸玉につながる糸をかけます。その糸を根元の目と、もともと針にあった作業ループの両方へ続けて引き通します。途中で針上に2ループを残さず、1回の引き抜き編みで鎖の両端を同じ角へつなぎます。
輪と本体の形を確認し、糸始末へ進む
鎖が閉じて輪になり、接続した角が引きつれていないか確かめます。強く引いて根元を縮めず、必要なら糸を切る前に接続位置と鎖のねじれを直します。問題なければ原本の次工程である糸始末へ進みます。
公式『しかくのエコたわし』での仕上げ例
| 原本の工程 | 手元で行うこと | 次へ進む前の確認 |
|---|---|---|
| 細編み16目を18段 | 最終段の端の細編みを編み終える | 針上ループと作業糸を残す |
| 吊るし用の鎖12目 | 最後の細編みから続けて鎖を編む | 完成した鎖だけを12目数える |
| 根元に引き抜き | 鎖の始点へ戻し、端の細編みの頭を目安に引き抜く | 鎖がねじれず輪になっている |
| 糸始末 | 接続の後で糸端を編み地へ処理する | 角がつれず、糸端が残りっぱなしでない |
この例の吊るしループは、本体を別の糸で縫い合わせる工程ではありません。最終段の最後の細編みから出た作業糸をそのまま鎖へつなぎ、鎖の先を出発点へ戻します。まず公式レシピを横に置き、18段目を終えた角と鎖の始点を指で押さえてから、12目を数えると位置を見失いにくくなります。
鎖の基本動作で迷ったら『鎖編みの編み方』、根元へ通す動作は『引き抜き編みとは?』を見てからこの工程へ戻ってください。公式レシピには本体の目数・段数や仕上げの指定があるため、この記事だけで本体の編み図を置き換えず、原典と並べて使います。
ねじれ・緩み・針位置で迷ったとき
輪がねじれる
引き抜く前に鎖を本体へ戻し、鎖の表側が一続きになる向きへ直します。接続後に気づいたら、糸を切る前に引き抜きを戻して鎖の向きを確かめます。
輪が小さく縮む
鎖をきつく締めたり、根元の引き抜きを強く引いたりしていないか見ます。12目という原本の数は変えず、針が通る程度のゆとりを保って編み直します。使う糸や手加減で輪の大きさは変わります。
根元の目が見つからない
鎖を針から本体へ指でたどり、鎖が出た最終段端の最後の細編みを探します。針上のループや最初の鎖を本体の目と混同せず、細編みの頭を見ます。
針上に2ループが残る
根元の目から糸を引き出したところで止まった可能性があります。引き出した糸を元の針上ループにも続けて通し、針上が再び1ループになるまでが引き抜き編みです。
先に糸を切ってしまった
原本のように最終段から一続きで鎖を編む工程へは、そのまま進めません。糸端を短く切り直したり、根元へ無理に結んだりせず、最終段の作業ループまで安全に戻せるかを確認してからやり直します。別糸のループを足すなら原本とは異なる変更になります。
糸を切る前のチェックリスト
- 公式レシピの細編み最終段を終え、端の最後の目を確認した
- 毛糸玉につながる作業糸を切らずに鎖を12目編んだ
- 針上の作業ループを鎖の目数に含めていない
- 鎖の始点へ戻し、ねじれのない輪になっている
- 根元の目へ針を入れ、目と針上ループへ糸を通して引き抜いた
- 接続した角が引きつれていないことを確かめ、糸始末へ進める
まとめ:鎖の出発点へ戻してから仕上げる
しかくのエコたわしの吊るしループは、最後の細編みから続けて鎖12目を編み、鎖の始点にある最終段端の目へ引き抜いて輪にします。糸を切るのは輪を閉じて形を確かめた後です。『引き抜き』は輪の接続、『糸始末』は残った糸端の処理として分けて進めましょう。
次は公式『しかくのエコたわし』を開き、本体の最終段と仕上げ欄を照合してください。鎖12目を編んだら、出発点の細編みを指で押さえ、ねじれを直して根元へ引き抜きます。技法の動作が曖昧なら『鎖編みの編み方』『細編みの編み方』『引き抜き編みとは?』へ戻れます。完成後の糸端は『かぎ針編みの糸始末のやり方』を参照してください。
よくある質問
- エコたわしの吊るしループは、最後の細編みを終えたら糸を切ってから編みますか?
- いいえ。公式『しかくのエコたわし』では、最終段の最後の細編みから作業糸をつなげたまま鎖12目を編み、根元へ引き抜いて輪を閉じてから糸始末へ進みます。
- 鎖12目を編んだ後、引き抜く『根元』はどこですか?
- 鎖が出た最終段端の最後の細編みの頭を目安にします。鎖を針から本体へたどり、出発点のすぐ下の目を探してください。原本の写真や図で別の位置を指定している場合は原本を優先します。
- 鎖の最初の1目へ引き抜いてもいいですか?
- 『根元』は鎖が本体から出た側です。公式レシピは接続する編み目のループまで明記していないため、この記事では最後の細編みの頭を接続先の目安にします。最初の鎖だけを拾うと本体の角へ留める操作と異なるので、鎖の出発点をたどってから引き抜きます。
- 針にかかっているループも鎖12目に数えますか?
- 数えません。針上のループは作業中の輪で、鎖を編んでできたV字を原本指定の12目まで数えます。
- 吊るしループがねじれたときは、どう直しますか?
- 糸を切る前なら接続の引き抜きを戻し、鎖を平らな向きへ直して鎖の出発点に戻します。鎖の数と輪の向きを確認してから、根元へもう一度引き抜きます。
- 別のエコたわしも鎖12目で吊るしループを作りますか?
- 12目は公式『しかくのエコたわし』固有の指定です。別作品では鎖の数、付ける角、接続する目、糸の切り方が異なるため、その作品の編み図と工程文を優先してください。
参考にした基礎資料
- amilog公式『しかくのエコたわし』 — 自社の原本で、作り目16目+立ち上がり1目、細編み16目を18段、仕上げの鎖12目を根元へ引き抜いた後に糸始末する順を確認。
- Craft Yarn Council『How to Read a Crochet Pattern』 — 針上の作業ループを完成目に数えないこと、鎖を引き抜き編みで輪にするときの針と糸の動き、通常は目の頭の2本を拾うことを確認。
- クロバー『かぎ針編みの基礎-2/基本の編み方』 — 細編みで前段の目の頭を拾うこと、引き抜き編みで糸を一度に引き通す動き、糸端を編み地の端や裏へ始末する基本を確認。



