一目ゴム編みの伏せ止め|表目・裏目を編み分けて端を閉じる方法
一目ゴム編みリストウォーマーを編み終え、レシピの「ゴム編みに沿ってゆるめに伏せ止め」で手が止まることがあります。ガーターマフラーのように全部を表編みで閉じてよいのか、表目と裏目をどの順に編むのかが分かりにくいところです。ここでは平らに編んだ一目ゴム編みを対象に、左針の最初の目から最後の輪までの動きを整理します。
執筆・確認: amilog編集部公開日: 最終更新:

まず答え
一目ゴム編みを模様に沿って伏せ止めるときは、次の段で表目になる目を表編み、裏目になる目を裏編みで1目ずつ編みます。このレシピのように表1・裏1で始まる場合、最初の2目を編んだら、右針の先から遠い古い目を先側の新しい目にかぶせて外します。次は表1目を編んで古い目をかぶせ、裏1目を編んでまたかぶせる、という順に続けます。左針が空で右針に1ループだけ残ったら、切った糸端をその輪へ通して留めます。伏せ止めの縁を強く引き締めず、作品の指定を優先してください。

この記事で分かること
- 次の段の模様に合わせ、表目は表・裏目は裏で編む
- 1目編むたび古い目を新しい目へかぶせ、右針に1目残す
- 最後の輪を糸端で留め、縁がつれないか確かめる
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「模様に沿う」は、表目と裏目を編み分けて閉じること
amilogの無料「一目ゴム編みリストウォーマー」は、作り目28目で平らに(表編み1目、裏編み1目)を繰り返し、最後に「ゴム編みに沿ってゆるめに伏せ止め」と指定します。伏せ止めは針上の目を一つずつ閉じる工程で、その後に左右の脇端をとじて親指穴を残す工程とは別です。
Lion Brandの一目ゴム編みの基本例は、次の段を普通に編むなら表編みになる目は表、裏編みになる目は裏にして、古い目をかぶせながら進めます。Craft Yarn Councilも、作品に別指定がなければ表目を表・裏目を裏で伏せ止める原則を説明しています。編み地の片面だけの見た目で決めず、いま作業する面とレシピの次段の並びを確かめてください。
伏せ止め前に、次の段の表目・裏目と糸の位置を見る
編み地を返して、最初の目を読む
本体の指定段を編み終えたら、次の段を編むときと同じ向きに編み地を返します。左針の先から、今の面で次に表編みする目か裏編みする目かを確認します。amilogの28目リストウォーマーは表1・裏1の交互ですが、目数や模様を変更した作品では実際の段の指示を優先します。
表目なら糸を奥、裏目なら手前へ
表編みの前は作業糸を編み地の奥、裏編みの前は手前に置きます。前後へ移す際は針先の間を通し、右針の上をまたいで余分な輪を作らないようにします。糸を移すだけでは1目編んだことにはなりません。
V字と横のこぶの見分けに迷ったら、針のすぐ下から同じ縦の列を追い、現在の面での表・裏を読み直します。作業糸の位置と編み目の見分けは関連記事で詳しく扱い、ここでは伏せ止めの順番に集中します。
一目ゴム編みを伏せ止める手順:表1・裏1から最後の輪まで
最初の表目を表編みする
次の段の並びが表1・裏1で始まる例では、左針の最初の目を表編みし、右針に1目を作ります。最初の目が裏目になる別の模様なら、その目の指定どおりに編み始めます。
糸を手前へ移し、次の裏目を裏編みする
針先の間から作業糸を手前に移して2目目を裏編みします。右針に2目並んだら、先から遠い方が先に編んだ古い目、先側が新しい目です。
古い目だけを新しい目にかぶせる
左針の先で右針の古い目を拾い、新しい目の上を越して針先から外します。新しい目まで一緒に落とさず、右針に1目残ることを確かめます。これで最初の1目が伏せ止められます。
表1・裏1を編み分け、毎回かぶせる
次の目は糸を針先の間から奥へ移して表編みし、右針の古い目をかぶせます。その次は糸を手前へ移して裏編みし、また古い目をかぶせます。「次の模様の1目を編む→古い目をかぶせて右針に1目残す」を左針が空になるまで繰り返します。
最後の1ループへ糸端を通す
左針に目がなくなった後、右針に残る1ループは伏せ止め忘れではありません。脇をとじて糸始末できる長さを残して糸を切り、最後の輪にその糸端を通して留めます。糸端の長さは作品の仕上げ方に合わせ、短く切りすぎないようにします。
Lion BrandのK1/P1の手順も「表1、裏1、古い目をかぶせる、次に表1、かぶせる、裏1、かぶせる」の順です。右針が2目になった直後だけ古い目を越し、各回の終わりに1目が残るリズムで進めると、二つの目を誤って一緒に落としにくくなります。
28目リストウォーマーなら、27回かぶせて最後の輪を留める
公式リストウォーマーを指定どおり28目で編んだ場合、伏せ止めでも左針の28目を順に編みます。最初の2目を編んで1回かぶせ、以後1目を編むたびに古い目をかぶせます。全部で27回かぶせると、右針に最後の1ループが残ります。その輪へ糸端を通すところまでが伏せ止めです。レシピの偶数調整を利用して目数を変更した場合、回数は手元の実際の目数より1少なくなります。
途中で回数を見失っても、強く引っ張って数を合わせる必要はありません。左針にまだ目が残るなら次の表目・裏目を編み、右針が2目なら古い方をかぶせます。左針が空で右針が1ループになったら終了です。伏せ止め側が本体より短くつれていないか、平らに置いて確かめます。
| 場面 | 右針の目 | 確認すること |
|---|---|---|
| 表1・裏1を編んだ直後 | 2目 | 先から遠い古い目をかぶせる |
| かぶせた直後 | 1目 | 新しい目は針に残す |
| 次の1目を編んだ直後 | 2目 | 表か裏かを確認してからかぶせる |
| 左針が空になったとき | 1ループ | 切った糸端を通して固定する |
全目表編み・余分な輪・きつい縁を切り分ける
裏目も表編みで閉じてしまった
この作品の「ゴム編みに沿って」は、次の段の模様に合わせて表目と裏目を編み分ける指定です。数目進んだところで気づいたら、無理に続けず、伏せ止めた部分を必要な所までほどいて模様を読み直します。ガーターマフラーの全目表編みの例とは分けて考えます。
糸を針の上から移して目が増えた
表編みと裏編みの切り替えでは、糸を針先の間から前後へ通します。針の上をまたぐと意図しない掛け目の輪になり得ます。次の1目を編む前に右針と左針の輪を確認してください。
古い目ではなく新しい目を落とした
右針に2目あるとき、先から遠い方が古い目で、先側が新しい目です。かぶせた後に新しい1目が右針へ残るか、一操作ごとに見ます。新しい目まで落とすと縁がほどけるため、次へ進まずその操作を戻して直します。
伏せ止め側だけ短くつれる
各目をかぶせた直後に糸を強く引いていないか見直します。Craft Yarn Councilは本体と同程度の張りでゆるく伏せ止めるよう案内しています。Lion Brandは基本の伏せ止めがきつい場合、伏せ止め列だけ太い針を試す方法も挙げていますが、仕上がりは糸と手加減で変わるため少数の練習片で確かめてください。
仕上げ前のチェックリストと次の行動
- 作品の指定と、現在の面で次に表・裏のどちらを編むか確認した
- 表目は糸を奥、裏目は手前にして1目ずつ編んだ
- 右針が2目のとき古い目だけをかぶせ、右針に1目残した
- 左針が空になり、最後の輪に切った糸端を通して留めた
- 伏せ止め側だけが短くつれず、脇とじ用の糸端を残した
最初は少数の目の一目ゴム編み練習片で、表1→裏1→かぶせる→表1→かぶせる流れを試すと、糸の前後移動と伏せ止めを分けて確認できます。動きが安定したら公式リストウォーマーの本体へ戻り、実際の目数と段の並びで伏せ止めましょう。次は伏せ止め側を指先にして脇端をとじますが、親指用の穴を塞がないよう、公式レシピの区間指定と脇とじの記事を確認してから始めてください。
よくある質問
- 一目ゴム編みは、全部を表編みで伏せ止めますか?
- amilogのリストウォーマーは「ゴム編みに沿ってゆるめに伏せ止め」と指定しています。次の段で表目になる目は表編み、裏目になる目は裏編みで進め、各目の後で古い目をかぶせます。全目表編みのガーターマフラー例とは分けてください。
- 最初の表1目・裏1目を編んだ後は何をしますか?
- 右針に2目あるので、針先から遠い古い目を先側の新しい目の上へ越して外します。右針に1目残ったら、次の表目を編んで再び古い目をかぶせます。
- 表編みから裏編みに移るとき、糸はどこを通しますか?
- 糸を針先の間から奥から手前へ移して裏編みします。裏編みから表編みへ移るときも、針先の間を通して奥へ戻します。針の上をまたいで余分な輪を作らないようにしてください。
- 28目なら、何回かぶせますか?
- 指定どおり28目を編んだ場合、古い目を27回かぶせると右針に最後の1ループが残ります。その輪へ糸端を通して留めます。目数を調整したなら手元の実際の目数で数えてください。
- 伏せ止めした端がつれるときは?
- かぶせた目を毎回強く引き締めていないか確かめます。練習片でゆるめの張りを試し、必要なら伏せ止め列だけ太い針を使う方法もあります。必ず改善するとは限らないため、作品の糸と手加減で確認してください。
- 右針に最後の1目が残ったら、脇をとじ始めてよいですか?
- まだ最後の輪を固定する必要があります。左針が空になったら糸を切り、その糸端を残った輪に通して留めます。その後、レシピの指定どおり親指穴を残して脇をとじます。
参考にした基礎資料
- amilog「一目ゴム編みリストウォーマー」無料レシピ・原本 — 作り目28目、表1・裏1を44段、ゴム編みに沿うゆるめの伏せ止め、伏せ止め側を指先とする仕上げ指定を原本で確認。
- Lion Brand「Bind-Offs: Great Endings to Your Knitting Project – Different Bind-Offs」 — K1/P1の模様に沿う基本伏せ止めの順番、最後の輪の処理、きつい縁に太い針を試す選択を確認。
- Craft Yarn Council「Knit 911: Binding off」 — 表目は表・裏目は裏で伏せ止める原則、古い目を越して右針に1目残す動き、最後の輪、ゆるさを確認。




