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棒針編み・つまずき解決

一目ゴム編みで目を落としたら?表目・裏目の列を拾い直す方法

一目ゴム編みのリストウォーマーを編んでいて、左右の針の目を合わせて28目から27目に見えると、どこかで目を落としたのか不安になります。編み地に輪とはしご状の横糸があっても、表目と裏目が交互に並ぶため、全部同じ向きで引き上げてよいわけではありません。まず落ちた輪を守り、どちらの縦列かを見てから、その列に合う方法を選びましょう。

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生成画像。明るい木の卓上に、生成り色の一目ゴム編みの練習片、棒針、かぎ針とロック式目印を置いた装飾写真。落とし目の修復手順や針の向きを示す図ではない

まず答え

編む手を止め、落ちた輪をかぎ針かロック式目印で確保します。輪の上に横糸がなければ元の位置の針へ戻します。横糸が針の下まで続くなら、今見ている面でV字の表目列か横のこぶがある裏目列かを確認し、最下段の横糸から1本ずつ輪へ通します。表目列は輪へかぎ針を手前から奥へ、裏目列は奥から手前へ入れて、それぞれの列に合う目を作ります。針へ戻した輪の向き、隣の列との交互の模様、元の目数を確認して再開してください。落ちた輪や横糸の通り道が分からない、上の列が閉じているときは無理に引き上げず、誤りの段まで編み戻します。

一目ゴム編みの落とし目の直し方の要点を3つに整理した図解

この記事で分かること

  • 目数だけで決めず、落ちた輪と横糸を見つけて先に固定する
  • V字の表目列とこぶの裏目列では、横糸を通す向きが違う
  • 最下段から1本ずつ戻し、目数・輪の向き・交互の模様を確認する

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まず輪を確保し、目数が減った原因を分ける

針上の目が足りないと感じたら、次の目を編む前に作業を止めます。針のすぐ下から縦の列を追い、針から外れた輪や、その上に並ぶはしご状の横糸を探します。落ちた輪はさらにほどけやすいので、かぎ針に掛けるかロック式ステッチマーカーを通して留め、編み地を強く引き伸ばさないでください。Let's Knitも、裏目の落ちた輪を目印で固定してから拾う方法を説明しています。

28目のレシピを編んでいて27目に見えても、必ず落とし目とは限りません。段の端の輪を数え違えた、二つの目を一緒に編んだなど、別の原因もあり得ます。外れた輪や横糸が見つからないまま新しい1目を足すと、元の列は直りません。いま編んでいる段、レシピの目数、隣の列を照合して原因を確かめます。

見つけた状態まず行うこと次の判断
輪が針から外れたが横糸はない輪を確保して元の位置へ掛け直す隣と同じ向きで針に掛かるか見る
輪の上に横糸が針の下まで続く輪を固定し、最下段の横糸を探す表目列か裏目列かを見分けて拾う
輪や横糸が見つからない数え方と直前の操作を見直す推測で1目増やさず、必要なら段を戻す
横糸の列が途中で閉じているそこで引き上げるのを止める閉じた段まで編み戻してから直す

同じ面から見て、V字の表目列とこぶの裏目列を見分ける

一目ゴム編みでは、今こちらを向いている面で、縦のV字が続く表目の顔の列と、横のこぶが続く裏目の顔の列が交互に並びます。針から落ちた箇所の左右を見比べ、落ちた輪の真下に続く列がどちらか確かめてください。Craft Yarn Councilの一目ゴム編み教材も、表編みと裏編みを組み合わせ、見えている目の模様に沿って編むことを示しています。

ここでいう表目・裏目は、今見ている面の形です。編み地を裏返せば同じ列の顔は入れ替わります。表目列と裏目列を隣同士で取り違えると、目数だけ戻っても模様の縦線が途切れます。修復中はまず面を固定し、輪の真上にある横糸を下から順番に並べて見ます。

V字が縦に続く

今見ている面では表目の顔。かぎ針を輪の手前から奥へ通し、後ろの横糸を引き出してV字を作ります。

横のこぶが続く

今見ている面では裏目の顔。かぎ針を輪の奥から手前へ通し、手前側の横糸を輪へ引き通してこぶを作ります。

どちらか見えない

隣の列だけで決めず、下へ続く同じ縦列とレシピの交互の並びを照合します。分からないまま拾い進めません。

表目のV字列は、下の横糸から順に引き上げる

  1. 落ちた輪にかぎ針を通す

    V字が見える面を手前にし、列の最下部に残る輪をかぎ針へ掛けます。輪を手前から奥へ通す向きです。目印を使っていたら、輪がかぎ針に確実に掛かった後で外します。

  2. いちばん下の横糸を輪へ引き通す

    輪のすぐ上の横糸を、輪の奥側でかぎ針に掛け、輪の中を通して手前へ引き出します。これで一段分の新しい輪ができます。DROPSの表目復旧も、落ちた輪の後ろの横糸を下から順に引き出します。

  3. 新しい輪で次の一本を拾う

    できた輪をかぎ針に保ち、すぐ上の横糸を同じように通します。横糸を飛ばさず一段につき一本ずつ進め、隣の表目列と同じ高さにV字ができるか毎回見ます。

  4. 針の直下まで戻す

    上の横糸が針のすぐ下まで続く場合は最後の一本まで通します。輪をいったんかぎ針に保ち、棒針へ移す前に使い残した横糸がないか確かめます。

裏目のこぶの列は、かぎ針の向きを反対にする

裏目の顔が見える列を、表目と同じように手前から奥へ引き上げ続けると、修復した部分だけV字になり、周囲のこぶと合わなくなります。Craft Yarn Councilは裏目なら輪へかぎ針を奥から手前に入れると説明しています。Let's Knitも裏目の輪を先に留め、横糸を一段ずつ通して元のこぶの列へ戻す方法を案内しています。

  1. 裏目の顔を手前にし、輪を守る

    横のこぶが見える面を自分へ向け、最下部の輪を目印で留めます。修復位置に届かない場合は、輪を守ったまま直前の目を一目ずつ編み戻して作業位置を合わせます。

  2. かぎ針を奥から手前へ入れる

    輪が逃げないようにしながら、かぎ針を編み地の裏側から手前へ通します。輪のすぐ上にある最下段の横糸をかぎ針で取り、輪の中を手前から奥へ引き通して、こちら側に横のこぶができるか確認します。

  3. 同じ列のこぶを一段ずつ戻す

    新しい輪をかぎ針に保ち、次の横糸を同じ向きで通します。隣の裏目列のこぶと同じ高さになるかを見ながら、針の直下まで下から順に進めます。

  4. 手の向きが難しければ反対面から確かめる

    編み地を返すと、元の裏目列はV字の顔に見えます。そちらから表目列を拾う向きを確認して一段ずつ戻す方法もあります。面を返したまま隣の別列を拾わないよう、元の輪と横糸を追ってください。最後に元の面へ戻し、こぶが続くか確認します。

針へ戻し、輪の向き・交互の模様・目数を確認する

  1. 最後の輪を元の列の針へ移す

    拾い終えた輪をかぎ針から棒針へ移します。右脚と左脚の掛かり方が隣の目と同じかを見て、次段でねじり目になりそうなら編む前に向きを直します。Let's Knitも裏目の復旧後に輪をねじらず左針へ戻すことを重視しています。

  2. 表目列と裏目列の縦線を比べる

    直した列がV字ならV字、こぶならこぶのまま上まで続き、隣の列との交互の並びが復活したかを見ます。目数が合っていても、別の列へ輪を掛けたり横糸を飛ばしたりしていれば模様がずれます。

  3. 原本の目数と今の段を確かめる

    針上を数え、レシピまたは自分で変更した作り目数へ戻ったか確認します。いまの段のどこまで編んだか、次に編む目の表裏と糸の位置も確かめてから再開します。

公式リストウォーマーで28目が27目に見えた例

amilog公式の無料『一目ゴム編みリストウォーマー』原本は28目を作り、(表編み1目・裏編み1目)を14組として44段繰り返す平編みのレシピです。編んでいる途中で左右の針の目を合わせて27目に見えたら、まず数え直し、針から外れた輪とその上の横糸を探します。裏目列の輪なら裏目の向きで、表目列なら表目の向きで横糸を戻し、左右の針の合計28目と交互の並びを照合してから続きを編みます。

原本は手首まわりに合わせて作り目を偶数で調整できます。作り目を28目以外の偶数に調整したなら、自分の作り目数を基準にします。また、公式レシピに落とし目修復の手順が記載されているわけではありません。この記事は原本の目数・模様を例に、編んでいる途中の問題への対応を補足します。

確かめる場所合っている状態ずれたときの対応
左右の針の輪原本どおりなら合計28目落ちた輪を探し、見つからなければ段と数え方を確認
修復した縦列元のV字またはこぶが続く拾う向き・飛ばした横糸・隣列との位置を見直す
次の目その段の表1・裏1の並びに合う糸の前後をレシピと見えている目に合わせ直す

横糸を追えないときは、無理に拾わず段を戻す

落ちた輪が見つからない

針上が少なくても、輪や横糸が見えなければ落とし目と決めつけません。直前の二目一度や数え違いなど原因を探し、判断できないときは最後に正しい段まで戻します。

横糸の通り道が途中で止まる

落とした列の上を少ない目数のまま編み進めると、はしごが針までつながらない場合があります。閉じた位置を越えて無理に引き上げず、その段まで編み戻してから拾います。

一本飛ばした、表裏を逆に作った

長い浮き糸や模様の切れ目が残ります。最後に正しく戻せた輪まで慎重に戻し、最下段の横糸から一段ずつ、隣列と同じ高さかを見直します。

何列も落ちて順序が分からない

複数の輪を一度に引き上げると列を交差させやすくなります。輪を確保したまま、確認できる段までほどいて編み直すことを選びます。

Craft Yarn Councilは近い落とし目をかぎ針で戻す一方、誤りが深いときには段をほどいて戻す方法も案内しています。拾い直しを必ず成功させようとして編み地を強く伸ばす必要はありません。段を戻すと決めたら、全目を針へ確保して再開する方法の記事で手順を確認してください。

再開前のチェックリストと、次の一歩

  • 目数だけで判断せず、落ちた輪と上の横糸を実際に確かめた
  • 輪を目印かかぎ針で確保し、強く引き伸ばしていない
  • 今見ている面を決め、落ちた列がV字かこぶかを下まで追った
  • 横糸があれば最下段から一本ずつ、表目・裏目の向きを分けて戻した
  • 最後の輪が元の縦列の針へねじれず戻り、隣の交互の模様と合う
  • 針上の数と現在の段をレシピに照らし、横糸が残っていない
  • 上の列が閉じる・順序が分からない場合は、無理に進めず段を戻す

まずは編み地の輪を一つ守り、V字列かこぶの列かを確認してください。横糸が上まで続くなら、下から一本ずつその列の向きで拾います。針へ戻した目数と交互の模様が合えば、公式リストウォーマーの原本に従って次の目へ進みましょう。合わないときは編み進めず、原因が見える段へ戻します。表裏の見分け方や糸を前後へ動かす方法は関連する専用記事で確認できます。

よくある質問

一目ゴム編みで28目が27目になったら、必ず落とし目ですか?
必ずとは限りません。まず針上を数え直し、編み地の下に外れた輪とはしご状の横糸があるか探します。見つからないときは、二目一度や数え違いなど別の原因を確認し、増し目で帳尻を合わせないでください。
輪が針から外れただけで横糸がない場合は?
輪をかぎ針やロック式目印で確保し、元の位置の棒針へ掛け直します。横糸がなければ何段も引き上げる必要はありません。輪の脚の向きと針上の目数を確認してください。
表目の列か裏目の列か、どこを見れば分かりますか?
今見ている面を固定し、落ちた位置の真下へ続く縦列を見ます。V字が縦に続くなら表目の顔、横のこぶが続くなら裏目の顔です。見えにくければ一つ下の段と左右の交互の並びを照合します。
裏目の落とし目も表目と同じ向きで拾えますか?
同じ面からは向きを変えます。裏目のこぶが見える面では、かぎ針を落ちた輪の奥から手前へ入れ、横糸を手前から奥へ通してこぶを作ります。難しければ編み地を返し、反対面のV字として拾ってから元の面で模様を確かめます。
横糸が何本もあるときは、どれから拾いますか?
落ちた輪に最も近いいちばん下の横糸から一本ずつ使います。新しい輪を作ってからそのすぐ上の横糸へ進み、飛ばした糸や長い浮き糸が残らないか確かめます。
目数は戻りましたが、直した列だけ模様が違います。なぜですか?
表目と裏目を逆の向きで拾った、横糸を一本飛ばした、隣の列へ輪を掛けた可能性があります。次の段へ進まず、直した列のV字・こぶと隣の同じ高さの目を比べ、最後に正しく戻せた所まで修復をやり直します。
横糸が針まで続かない、または輪を見失ったときは?
そのまま引っ張って無理に針へ届かせません。輪を守って作業を止め、横糸の列が閉じた段や最後に正しかった段まで編み戻してから、目数と模様を確認して編み直します。

参考にした基礎資料

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