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棒針編み・つまずき解決

ガーター編みで目を落としたら?横糸を拾って20目へ戻す方法

表編みだけで進めるガーターマフラー。ふと針上を数えると20目のはずが19目で、編み地に縦の隙間と横糸が見えると、このまま編んでよいのか迷います。落ちた輪がまだ見つかるなら、編み進める前に確保して状態を確かめましょう。ここでは針から外れただけの場合と、下へほどけた場合を分け、ガーター模様を崩さず1目を戻す方法を説明します。

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生成画像。棒針に掛かった生成り色のガーター編みの練習片と、そばに置いたかぎ針・ステッチマーカー

まず答え

まず編む手を止め、落ちた輪をかぎ針やロック式の目印などで仮に留めます。輪の上に横糸がなく、ただ針から外れただけなら、隣の目と同じ向きで針へ戻します。縦にはしご状の横糸が針のすぐ下まで続くなら、いちばん下から1本ずつ輪へ通して引き上げます。ガーター編みを同じ面から直すと表目・裏目が交互になるため、最初の1本を決めつけず、隣の同じ高さの目がV字か畝かを見て合わせます。最後の輪は脚の向きを隣とそろえて針へ戻し、針上を20目に数え直してください。落とした目の上を19目のまま編み進めて列が閉じ、横糸が針まで続かない場合や、横糸の順序・模様が分からない場合は、誤りの段まで戻して編み直します。

ガーター編みの落とし目の直し方の要点を3つに整理した図解

この記事で分かること

  • 横糸がない輪は針へ戻し、横糸がある輪は最下段から1本ずつ拾う
  • 同じ面からガーターを直すときは、隣の同段の目に合わせて表・裏を交互に作る
  • 輪の向きと針上の20目を確かめ、上の列が閉じたら段を戻す

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19目になったら、落ちた輪と横糸の有無を確かめる

目が足りないことに気付いたら、次の目を編む前に針先を安定させます。編み地を強く引っ張らず、針のすぐ下から縦に目を追い、外れた輪が残っているか探してください。輪を見つけたらかぎ針に掛けるか、ロック式ステッチマーカーなどを通して留めます。Craft Yarn Councilも、落とした輪の上にある横糸をかぎ針で通し、元の列へ戻す方法を案内しています。

針上が19目でも、原因が必ず落とし目とは限りません。2目を一緒に編んだなど、そもそも外れた輪やはしご状の横糸が見つからない場合は、この方法で新しい1目を作って帳尻を合わせないでください。直前に編んだ目と周囲の列を見直し、原因が分からなければ誤りの段まで戻します。

手元の状態直し方進む前の確認
輪が針から外れたが、上に横糸はない輪を逃がさず元の位置の針へ戻す隣の目と同じ向きで掛かっているか見る
輪が下へほどけ、横糸が針のすぐ下まで続く最下段の横糸から順に輪へ通す同段の隣の目と模様を合わせる
落ちた目の上を編み進め、横糸の列が途中で閉じた閉じた段まで慎重に戻してから輪を拾う横糸が針まで続くか確認する
輪や横糸が見当たらない・複数列に広がる無理に1目を足さず、原因を探して段を戻す元の目数と模様を確認する

針から外れただけなら、横糸を探さず輪を戻す

  1. 外れた輪を確保する

    棒針の先から輪が滑った直後なら、輪は針の近くに残っています。指で引き伸ばして探すより、かぎ針に掛けるかロック式ステッチマーカーを通してそれ以上ほどけないようにします。周囲の針上の目まで抜けないよう、針先にも注意してください。

  2. 輪を元の位置の針に掛け直す

    その輪の上に未使用の横糸がなければ、はしごを編み上げる必要はありません。輪をかぎ針から棒針へ移し、左右の脚の向きが隣の目と揃うよう掛けます。必要なら輪の向きを直し、次の段でねじり目にならないことを確かめます。

  3. 針上の合計と作業位置を確認する

    戻した輪を含めて針上の目を数え直し、いまの段のどこまで編んだかを確かめます。数が合っても、輪を別の列へ掛けたり、すでに編んだ目をもう一度編んだりしないよう、元の並びを見てから再開します。

横糸が針のすぐ下まで続くなら、いちばん下から1本ずつ拾う

  1. 編み地を同じ面に向け、最下部の輪をかぎ針へ掛ける

    ほどけた列のいちばん下に残る輪をかぎ針に掛け、周囲の編み地を平らにします。修復中は見る面を一つに決め、どの横糸を使ったか分からなくならないようにしてください。輪がさらに下へ抜けそうなら、先にロック式ステッチマーカーで留めてから持ち替えます。

  2. 横糸を下から順に並べて見分ける

    輪より上の横糸を、いちばん下から一つずつ追います。ガーターの畝の間では横糸が手前や奥へ寄って見えることがありますが、見えやすい糸を飛び越して使わず、左右の列とのつながりから次の1本を確かめます。Cocoknitsも、横糸の順序を取り違えず1本ずつ拾うことを重視しています。

  3. 隣の同じ高さの目に合わせ、1本を輪へ通す

    最下段の横糸に対応する隣の目を見て、平らなV字なら表目、横に盛り上がる畝なら裏目になるように通します。同じ面から表目を作るときは横糸を輪の奥から手前へ、裏目を作るときは手前から奥へ引き通す向きです。初めの1本を常に表目、または常に裏目とは決めません。

  4. 新しい輪で次の横糸を拾い、針まで戻す

    1本を通すと新しい輪ができます。その輪をかぎ針に保ち、すぐ上の横糸へ進みます。同じ面を見たガーター編みでは表目と裏目が一段ごとに交互になるので、毎回隣の同段の目と畝を照らし合わせます。横糸が針のすぐ下まで続いていれば最後の1本まで通し、輪の脚を隣と同じ向きに整えて棒針へ戻します。

ガーターは同じ面から見ると、表目と裏目が交互になる

無料マフラーは毎段を表編みで往復します。それでも、修復のために編み地を返さず一つの面から見ると、表側へ見えるV字の段と、裏側へ見える畝の段が交互に現れます。Knit Picksも、ガーターの落とし目を一面から引き上げるときは表目・裏目を交互に作ると説明しています。『マフラーは全部表編みだから、横糸も全部同じ向きに通す』とは考えません。

どちらを最初に作るかは、落ちた位置によって変わります。たとえば最下段の横糸と同じ高さの隣の目が畝なら、その段は裏目に見えるようにします。次の横糸はV字、その次は畝という順です。隣がV字なら逆から始めます。1本拾うたびに横の列とつながる畝の高さを見比べると、表裏の取り違えに気付きやすくなります。

20目のガーターマフラーで、19目に気付いた例

amilogの無料「かんたんガーターマフラー」は作り目20目から始め、表編み20目を往復して本体を編むレシピです。編んでいる途中で針上が19目になったら、まず落ちた輪があるかを探します。輪の上に横糸がなければ、その輪を元の針へ戻して20目を確認します。横糸が針のすぐ下まで続いていれば輪を確保し、最下段から順に、隣の同じ高さの目と同じ模様になるよう拾います。横糸の列が途中で閉じていれば、先にその段まで編み戻します。

最後の輪を針へ戻した後、針上に輪が20個あるかを数え、直した列の畝が左右の列と同じ高さで続くかを見ます。ここで戻すのは失われた1目であり、新たな1目を増やすことではありません。幅を変えて編んでいるなら20目という数字に合わせず、自分が最初に決めた目数とレシピの変更内容を基準にしてください。

  • 編む手を止め、落ちた輪を確保した
  • 輪の上に横糸があるかを確かめ、状態に合う方法を選んだ
  • 横糸が針のすぐ下まで続く場合は最下段から順に1本ずつ使った
  • 隣の同じ高さの目と表目・裏目、畝の位置を照合した
  • 最後の輪の脚を隣と同じ向きに整えて針へ戻し、目数を確認した

よくある失敗と、ほどいて編み直す判断

上の横糸から拾い、下の糸を残す

飛ばした横糸が穴や長い浮き糸として残ります。どの糸を使ったか分からなくなったら、最後に正しく拾えた輪まで戻し、横糸を下から並べ直します。

すべてを表目の向きで拾う

ガーターの畝の途中だけ平らな縦線になり、周囲と模様がずれます。最初の横糸から表裏を固定せず、隣の同段の目を見て交互に作り直します。

最後の輪をねじって針へ掛ける

目数は戻っても、次に編んだ目が交差して見えることがあります。輪の脚が隣の目と同じ向きで針に掛かっているか確かめ、違えば次の段へ進む前に掛け直します。

落とした位置を越えて編み、列が閉じる

落とし目の上を19目のまま編み進めて列が閉じると、輪を針まで引き上げる通り道がなくなります。横糸が針のすぐ下まで続かない場合は、閉じた段まで慎重に編み戻してから拾います。横糸が多く絡む、複数の目が落ちた、模様や順序を判別できない場合も、推測で引き上げず誤りの段まで戻して編み直します。

Craft Yarn Councilは近くの落とし目をかぎ針で拾う一方、深く離れた誤りでは編み地をほどいて戻すことを勧めています。拾い直しは必ず成功する操作ではありません。特に輪や横糸の位置を見失ったときは、無理に20目へ合わせるより、確認できる段まで戻る方が模様を保ちやすくなります。

まとめ:輪・横糸・畝を見てから再開する

次の1目を編む前に、落ちた輪を留めて横糸の有無と上まで続くかを見てください。横糸がなければ輪を針に戻し、針のすぐ下まで続いていれば最下段から1本ずつ、隣の同段の目と同じ表裏になるよう拾います。途中で列が閉じていたら先に段を戻します。輪の脚の向きと合計20目を確かめてから、無料マフラーの続きを編みましょう。針上の数が戻らない、畝が合わない場合はそこで止めて段を戻します。表編み自体の動作に迷ったら表編みの記事、V字と畝の見分け方は表目・裏目の記事、ガーターの段の見方は段数の記事を参照できます。

よくある質問

針から目が外れましたが、横糸がありません。かぎ針で何段も拾いますか?
いいえ。輪が針から外れただけで、輪の上に横糸がなければ、その輪を元の位置の針へ戻します。隣の目と掛かる向きを揃え、ねじれと針上の目数を確かめてください。
ガーター編みは全部表編みなのに、なぜ修復では裏目も作るのですか?
マフラーは段ごとに編み地を返して表編みします。一方、落とし目を一つの面から上へ拾うと、見える段はV字の表目と畝になる裏目が交互です。横糸を全部同じ向きに通すと、畝が周囲と合わなくなります。
最初の横糸は表目と裏目のどちらで拾いますか?
固定の答えはありません。最下段の横糸と同じ高さにある隣の目を見て、V字なら表目、畝なら裏目になるように通します。次の横糸からは同じ面を見て交互に作り、毎段隣の目と照合してください。
20目のマフラーが19目なら、増し目を1目入れればよいですか?
落ちた輪が残っているなら、その輪を元の列へ戻します。増し目で新しい輪を足しても、落ちた列の穴や横糸は直りません。輪が見つからない場合は、2目を一緒に編んだなど別の原因も調べてください。
横糸が多く、どれを先に拾うか分かりません。どうしますか?
輪を仮に留めたまま編む手を止め、左右の列につながる横糸を下から追います。順序や表裏を判別できない、複数列までほどけた場合は、推測して続けず誤りの段まで戻して編み直します。
拾い直した後、どこを確認すれば再開できますか?
横糸の取り残しがなく、直した列のV字と畝が隣の同じ高さの目と合うかを見ます。最後の輪の脚を隣と同じ向きに整えて針へ戻し、公式マフラーを指定どおり編んでいるなら針上が20目か数えてから再開します。

参考にした基礎資料

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