ガーターマフラーの幅は何目で決める?20目から試し編みで調整する方法
amilogの無料「かんたんガーターマフラー」は、作り目20目から始め、好みに合わせて幅を変えてもよいレシピです。ただ、20目で何cmになるかは書かれていません。並太糸と指定範囲の棒針を用意しても、糸の性質や編む人の手加減で実際の幅は変わります。編み始める前に、20目をそのまま使うか、何目へ変えるかを自分の編み地から決めましょう。
執筆・確認: amilog編集部公開日: 最終更新:

まず答え
20目は公式レシピの出発点であり、完成幅の固定値ではありません。使う糸と針でガーター編みの試し編みを作り、端を避けて中央の編み目が何cmに何目入るかを測ります。希望する幅をその測定幅で割り、測った目数を掛けて作り目の候補を出します。目数は整数にして、候補の目数で数段編み、自然に置いた実幅と編み地の感触を確かめてください。作り目を変えたら各段で表編みする目数も同じ数へ変更します。元の毛糸3玉が必ず足りるとは考えず、必要量も見直してから本番に進みます。

この記事で分かること
- 公式の20目は幅を決める出発点。何cmになるかは試し編みで測る
- 中央の測定幅と目数から希望幅に必要な作り目を計算し、実物で確認する
- 目数を変えたら各段の表編みも変え、段数・毛糸量は別に見直す
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作り目20目は、決まった幅のcm数ではない
無料レシピの本体は「作り目20目(お好みの幅に調整OK)」に続いて、表編み20目を往復で180段編む指定です。毛糸は並太、棒針は7〜8号を材料の候補として挙げています。一方、完成幅やゲージの数値は指定していません。20目をそのまま編んでも何cmになるかは、手元の編み地を測るまで分かりません。
目数は横へ並ぶ編み目の数、幅はその編み地を平らに置いて測った実寸です。同じ20目でも糸・針・編む強さや仕上げ方が変われば、幅と手触りは変わります。好みの幅がまだ決まらないなら、まずレシピどおりの糸・針を候補に20目で短い試し編みを作り、見た目と幅を確かめてから本体にするか決めても構いません。
| レシピにある数字 | 示すこと | 幅を変えるときの扱い |
|---|---|---|
| 作り目20目 | 横に並べる目数の出発点 | 試し編みを測って別の目数を選べる |
| 表編み20目 | 20目で始めたときの1段分 | 作り目を変えたら各段も同じ目数にする |
| 180段 | 縦へ編む回数の出発点 | 幅の計算には混ぜず、長さは別に確認する |
同じ糸・針・ガーター編みで試し編みを作る
本番で使う条件を決める
実際に使う毛糸と棒針を選びます。7〜8号はこの無料レシピに書かれた針の範囲ですが、どちらが希望の編み地になるかは試して判断します。毛糸ラベルの標準ゲージだけを、このガーターマフラーの実測値として使わないでください。
表編みだけで測定範囲より広く編む
本体と同じく表編みを往復し、中央に定規を置ける程度まで編みます。端の目を測定へ含めないよう、調べたい幅の左右にも編み目を残します。20目だけで中央の測定範囲が狭い場合は、試し編みの目数を増やして構いません。試し編みの目数と本体の作り目数は別です。
必要な仕上げを試し編みにも行う
完成後に洗う予定なら、毛糸の取扱表示とレシピを確認し、試し編みも同じ方法で手入れして乾かします。水を使えない素材へ自己判断で水通しはしません。仕上げ前後で寸法が変わるなら、使う状態の幅を基準にします。
引っ張らず中央の目数と幅を測る
試し編みを平らな場所に自然に置きます。作り目・伏せ止め・両脇の端は避け、中央の数えやすい区間に定規を当てます。その区間の目数とcm数を一組で記録し、針の号数と糸も書き添えます。Lion Brandも端の歪みを避け、伸ばさず測ることを案内しています。
希望幅から、作り目の候補を計算する
測った区間の横幅と、その中にある目数を使います。計算は「希望する幅 ÷ 試し編みで測った幅 × その区間の目数」です。Craft Yarn Councilは、長方形のショールをスカーフに近い作品として挙げ、試し編みの目数と希望幅から作り目数を求める方法を示しています。このマフラーではガーター編みの同じ糸・針で得た値を使い、計算結果を目数の候補にします。
例えば、試し編み中央の12目が8cmで、希望幅を16cmとした仮の計算例では、16 ÷ 8 × 12 = 24目が候補です。12目・8cmはこの作品を実測した数字ではなく、計算の読み方を示すためだけの仮定です。自分の試し編みの実測値へ入れ替えてください。割り切れない場合は整数の候補へ丸め、近い二つの目数で幅を比べてもよいでしょう。
目数を変えたら、各段も同じ目数で進める
候補の目数で作り目をする
20目のままが好みなら変更は不要です。別の数にするなら、針に掛かった輪を数え直してから1段目へ進みます。最初の結び目を数えるか迷うときは、作り目の数え方の記事で使った方式を確認してください。
1段目から変更後の数を表編みする
作り目を仮に24目へ変えたなら、各段の端まで表編みするのも24目です。「表編み20目」という元の指示だけを残して4目を編み残してはいけません。段を返しても、針上の全目を一段ずつ編みます。
数段編んで幅と風合いを見る
最初の数段では作り目の縁だけで幅を判断せず、ガーターの面ができた所を自然に置いて測ります。希望の幅から離れていたり、編み地が硬すぎたり緩すぎたりする場合は、そのまま長く編まず、目数または糸・針の組み合わせを見直します。
縦の段数と必要糸量を別に記録する
幅の計算に180段を掛ける必要はありません。長さはレシピの段数を目安に進めながら実寸でも確認します。幅や長さを増やすと使用量も変わるため、元の材料欄の3玉で足りると保証できません。使用量を見積もり、買い足しが必要なら同じ商品の色番号・ロットも確認します。
幅がずれたときに見直す順番
| 起きたこと | 先に確かめる点 | 次の判断 |
|---|---|---|
| 20目なら同じ幅になると思った | 使う糸・針・手加減が試し編みと同じか | 手元の編み地を測ってから目数を決める |
| 端を測った値と本体が違う | 作り目の縁や脇の目を測定へ含めたか | 中央を伸ばさず測り直す |
| 作り目を増やしたのに幅が合わない | 各段を変更後の全目数で編んだか | 数段の実幅を見て候補目数を調整する |
| 幅は近いが編み地の感じが違う | 針や糸を替えていないか、張りは自然か | 数値だけで決めず風合いも比べる |
| 途中で毛糸が足りなくなりそう | 幅・長さ・糸を元のレシピから変えたか | 残量と必要量を見直してから続ける |
針を太くすると目が大きくなり、細くすると小さくなる方向に変わります。ただし、幅だけを合わせるために針を変えると編み地の硬さや垂れ方も変わります。Lion Brandの棒針ゲージ解説も針を変えて試す方法を案内していますが、このレシピは完成ゲージを指定していません。数値を合わせる相手はラベルの一般値ではなく、自分が希望する幅と編み地の状態です。
編み始める前のチェックリストと次の行動
- 公式の20目を固定のcm数だと思わず、希望する幅を決めた
- 本体と同じ糸・針・ガーター編みで試し編みを作った
- 端を避け、自然に置いた中央の目数と幅を一組で記録した
- 必要な作品は取扱表示に従って仕上げ後の幅も確かめた
- 計算で候補目数を出し、整数にして数段の実幅と風合いを見た
- 作り目を変えた場合、各段の表編み目数と必要糸量も見直した
幅が決まったら、公式の「かんたんガーターマフラー」へ戻り、決めた目数で作り目をします。1段目の針が入らないなら作り目のきつさ、針上の数が不安なら作り目の数え方、180段の進み具合を見失ったらガーターの段数記事へ進んでください。幅を変える場合は毛糸の必要量も別の記事で見積もり直すと、編み終わる前の買い足しを判断できます。
よくある質問
- 作り目20目のマフラーは何cm幅になりますか?
- この無料レシピに完成幅やゲージの指定はありません。同じ20目でも糸・針・手加減や仕上げで幅が変わるため、使う条件でガーターの試し編みを作り、中央の実寸を測って判断します。
- 20目から何目へ変えれば、希望の幅になりますか?
- 試し編み中央で測った目数と幅を使い、「希望幅 ÷ 測定幅 × 測定目数」で作り目の候補を求めます。結果を整数の目数へ直し、その数で数段編んで実幅を確かめてください。計算だけで完成幅を保証することはできません。
- 作り目を増やしても、各段は表編み20目のままですか?
- いいえ。例えば作り目を24目にしたなら、1段目から針上の24目を端まで表編みします。その後も各段で変更後の目数を編み、余りの目を残さないでください。
- 棒針7号と8号のどちらを選べばよいですか?
- 両方ともこの無料レシピに書かれた範囲です。使う糸でガーターの試し編みを作り、希望する幅だけでなく編み地の柔らかさ・張りを比べて選びます。針を変えたら目密度も測り直してください。
- 小さな試し編みの端から端まで測ってもよいですか?
- 作り目や脇の端は中央と張りが違うことがあります。中央に測定区間を取れるよう試し編みを広めに作り、引っ張らずに目数と幅を測ってください。
- 幅を変えても180段・毛糸3玉で完成しますか?
- 180段はレシピの縦方向の出発点で、幅とは別に長さを確認します。幅や長さを増やすと元の3玉で足りるとは限りません。使用量を見積もり直し、編んでいる途中でも実寸と残量を確認してください。
参考にした基礎資料
- amilog「かんたんガーターマフラー」無料レシピ・原本 — 作り目20目と幅の調整可、表編み20目×180段、棒針7〜8号・並太毛糸3玉の材料指定を確認。完成幅・完成ゲージは指定されていない。
- Craft Yarn Council「DIY」 — スカーフに近い長方形作品で、希望幅と同じ糸・針の試し編みの目数から作り目数を計算する方法を確認。
- Lion Brand「Gauge Swatch 101: How to Make and Measure Your Swatch」 — 本番と同じ編み方の試し編みを作り、端を避けて伸ばさず測ること、予定する手入れ・仕上げ後に再測定することを確認。
- Lion Brand「How to Knit: Making a Gauge Swatch」 — 棒針の目・段ゲージが糸・針・編む人で変わることと、針の太さを変えて試す基本を確認。





