amilog
棒針編み・つまずき解決

棒針の作り目がきつくて1段目が編めないとき|針が入らない原因と直し方

ガーターマフラーの作り目20目をそろえたのに、最初の表編みで右針が入らない。一目ゴム編みの28目でも、針上の輪が動かず最初の段で止まることがあります。目数の間違いとは別に、作り目を強く締めたために輪が小さくなっているかもしれません。ここでは、今の作り目で進めるかやり直すかを見分け、1段目を編める張りに整える方法を説明します。

執筆・確認: 公開日: 最終更新:

生成画像。明るいテーブルの上で、木製の棒針1本に生成り色の毛糸の作り目が並び、そばに2本目の棒針と糸玉を置いた様子

まず答え

まず作り目の輪を針から外さず、針の軸に沿って少し動かせるか、右針の先が最初の輪の中に無理なく入るかを確かめます。輪がほとんど動かず針先も入らないなら、押し込んで糸を割る前に作り目をほどき、糸や針を握りしめずに作り直します。新しい輪は針先だけで引き締めず、針の軸に収まる大きさでそっと整えます。それでもきつい場合は、作り目にだけ太めの針を使う方法を少量で試します。編みながら作る作り目なら2本の針を重ねる方法も試せます。1段目からは作品指定の針で編み、縁が広がりすぎないか確かめます。

棒針の作り目がきついときの要点を3つに整理した図解

この記事で分かること

  • 輪が針上を動くか、右針が輪の中へ入るかを先に確かめる
  • 動かない作り目を無理に編まず、力を抜いて作り直す
  • 太め針は作り目だけで試す。2本針は編みながら作る方式で試す

🧶 編みながら読むなら、amilogアプリ(無料)が便利です。段数連動カウンターで「今どの段か」を見失いません。

針上の輪が動くかを見て、きつさと編み方の迷いを分ける

作り目を終えたら、輪を針から外さずに並びを見ます。輪を一つずつ針の軸に沿ってそっと動かし、右針の先が最初の輪の内側に入るか試してください。Craft Yarn Councilの学習シートは、針上の目がほとんど動かない場合、糸を強く引きすぎないよう案内しています。輪が動かない・一段目の針先が入らない状態なら、作り目の張りを見直す合図です。

針上の輪は動くのに一目だけ編めない場合は、作り目全体を緩くする前に、右針を糸と糸の隙間ではなく輪の中へ入れているか確かめます。表編みと裏編みでは針を入れる向きや作業糸の位置が違います。最初の段の技法に迷っているなら関連記事の表編み・裏編みの手順を確認し、きつさだけが原因だと決めつけないでください。

手元の状態まずすること1段目への判断
輪が少し動き、右針が輪に入る作業糸と針の入れ方を確認する指定の編み方で少し進めて確かめる
多くの輪が動かず、針先が入らない無理に押し込まず作り目をほどく力を抜いて作り直してから編む
一部だけ極端に小さい・糸が割れるその目を針に掛けたまま観察する引っぱって直せなければ作り直す

針先を押し込まず、作り目をやり直す判断

  1. 最初の数目で止め、糸を割っていないか見る

    輪に針が入らないまま力で押し込むと、輪の中ではなく毛糸のよりを割ってしまいます。まず針上の作り目を保ったまま、どの目から動きにくいかを見ます。最初の一目だけなのか、列全体なのかを分けてください。

  2. 全体が固いなら、1段目を続けずにほどく

    ほとんどの輪が針に張り付き、右針が入らないなら、その状態を編み進める必要はありません。まだ1段目の前なら、作り目を作った方法に沿ってほどき、糸の絡みを整えてからやり直します。強く引っぱって小さな輪を無理に広げるより、張りを変えて作り直した方が確認しやすくなります。

  3. 作り直した後は、数より先に輪の動きを確かめる

    数目作った時点で、輪が針の軸上を少し動き、別の針先を入れられるか試します。問題なければ作品の指定数まで続け、最後に針上の輪の合計を確認します。目数の数え方は別記事に任せ、ここでは1段目を編める張りかを優先して見ます。

締めすぎない作り目を作る順番

  1. 指定された糸と針を用意し、使う作り目を決める

    まずレシピの糸・棒針と作り目の指定を確認します。作り目の方式が自由なら、すでに手順を理解している方法で少量を作ってください。方式ごとに糸の掛け方が違うので、途中で別方式の動作を混ぜません。

  2. 針を握りしめず、新しい輪をそっと整える

    輪を作るたび、糸を強く引いて針先へ締め付けず、針の軸に沿って置ける大きさに整えます。糸と針を保持する力は必要ですが、目を固定するために毎回強く引く必要はありません。Lion Brandも、作り目では手の力を抜き、輪をきつく締めすぎないことを勧めています。

  3. 数目ごとに動きを見てから指定数まで作る

    途中で輪を少し横へ移し、針先が入る余地があるかを見ます。最後まで作ってからきつさに気付くより、数目のうちに張りを調整できます。針上の目を落とさないよう、輪を一度に大きく引き伸ばさず確かめます。

  4. 1段目を少し編み、端が広がりすぎないかも見る

    右針が入れば終わりではありません。最初の数目を指定の針で編み、作り目の縁が不自然に広がるほど緩くなっていないかも見ます。きつさを避けようとして緩めすぎた場合は、糸の引き具合や試した針を調整します。

太めの針・2本の針を使うなら、作り目だけで試す

力を抜いても作り目が固くなるなら、Lion Brandは作り目の針を少し太くする方法と、編みながら作る方式で2本の針を重ねて作り目を掛ける方法を挙げています。どちらも輪を最初から大きめに作る試みで、作り目の種類や糸によって見え方が変わります。『必ず直る』方法ではないため、まず少量で1段目を編めるか確認してください。

太めの針を使う場合は、その針に作り目を掛け、最初の段はレシピで指定された針を右手に持って編みます。1段目を編み終えれば指定針に目が移るので、その後も指定針で進みます。2本針の場合は、指定針と同じ太さの針2本をそろえて重ねて作り目を掛け、片方をそっと抜いてから残る指定針上の輪をもう1本の指定針で編みます。抜くときに目を落としたり、輪を引っ張りすぎたりしないようにします。

指定針へ戻すのは最初の段から

作り目のために用意した太めの針で本体まで編み続ける説明ではありません。レシピの指定針で1段目を編み、作品のゲージや幅を勝手に変えないようにします。

2本針を抜いた後に緩すぎないか見る

2本分の太さで掛けた輪は、片方を抜くと余裕ができます。針が入る利点だけでなく、作り目の縁が広がりすぎないか、数目編んで見比べます。

別の作り目に替えるのはレシピを見てから

作り目には複数の方式があり、縁の形や伸び方は同じではありません。作品が方式を指定しているなら従い、未指定でも試した縁が作品に合うか確認して選びます。

20目のマフラーと28目のリストウォーマーで確かめる

amilogの無料「かんたんガーターマフラー」は作り目20目の後、表編み20目で1段目を始めます。「一目ゴム編みリストウォーマー」は作り目28目の後、表編み1目・裏編み1目を交互に編みます。どちらも、指定の目数を作れたことと、1段目に針が入ることは別の確認です。目数が合っていても輪が固いなら、上の手順で作り目の張りを直してからレシピへ戻ります。

無料レシピ作り目後に確かめること1段目の指示
かんたんガーターマフラー針上の輪が20目あり、表編みの針先が入る表編みを20目
一目ゴム編みリストウォーマー針上の輪が28目あり、最初の表目と次の裏目へ進める表1目・裏1目を交互に14回

表編みの針先が入るのに糸の掛け方で止まったら、作り目を何度も作り直すより表編みの記事を見てください。リストウォーマーでは次の裏目へ移るときに作業糸の位置も変わります。作り目数を一目ずらしたかもしれない場合は、目数の記事で最初の結び目を数える方法を確認できます。

よくある失敗と、進む前のチェックリスト

右針の先だけを輪へねじ込む

先端だけ入っても、その先の軸が輪を通らなければ1目を編む動きが難しくなります。毛糸を割ったり針を強く押し込んだりせず、輪の張りを確かめ、全体が固ければ作り直します。

針が入るまで緩め、作り目の端が大きく広がる

緩い作り目は一段目が編めても、縁が本体より広がって見えることがあります。数目編んだ時点で縁を見て、太め針や2本針が過剰なら張りを調整します。

作り目だけ太め針にして、本体もそのまま編む

試した太め針は作り目の大きさを変えるためのものです。最初の段は作品指定の針で編み、指定の糸・針・模様を維持します。

作り目の数え方と、きつさを混同する

針上の輪が指定数でも固すぎれば1段目に進めません。逆に輪が動いても目数が違えばレシピの指示と合いません。張りと数は別々に確認してください。

  • 作り目の輪を針から外さず、針上で少し動くかを見た
  • 右針を毛糸のより目ではなく、輪の内側へ入れられる
  • 固い列全体を無理に編まず、必要なら作り目をほどいてやり直した
  • 太め針・2本針を試した場合は、縁の広がりも確かめた
  • 指定の目数を数え直し、1段目はレシピ指定の針・編み方へ戻した

まず数目だけ作り目を掛け、輪を動かして右針を入れる練習をしてください。針が入る張りになったら作品の指定数まで作り、無料レシピの1段目へ戻ります。作り目の輪は動くのに表編みの動作で止まるなら表編みの記事、針上の合計が不安なら作り目の数え方の記事へ進むと、原因を一つずつ切り分けられます。

よくある質問

作り目がきつくて針が入らないまま、1段目を編んでもよいですか?
輪が針の軸上をほとんど動かず、右針も無理に押し込まないと入らないなら、1段目を続けず作り目をほどいてやり直します。糸を強く引きすぎないよう輪を作り、数目で針が入るか試してください。
作り目をほどかず、針上で引っぱって緩めれば直りますか?
一部の輪をそっと整えて針が入るなら続けられます。ただし列全体が固く、引っぱらないと動かない場合は、目ごとの張りが不揃いになりやすいので作り直して確かめます。毛糸のよりを割るほど無理に広げません。
太めの針で作り目をしたら、1段目も太めの針で編みますか?
いいえ。太めの針は作り目だけの試し方です。1段目はレシピで指定された針を右手に持って編み、以後も指定針で進めます。縁が広がりすぎないかも数目で確認してください。
編みながら作る作り目で、2本の針はどう試しますか?
編みながら作る作り目を使う場合、指定針と同じ太さの2本をそろえて重ね、その上に少量の作り目を掛けます。片方をそっと抜き、残る輪へもう1本の指定針を入れて最初の段を試します。輪が緩くなりすぎる場合は使わず、手の力や作り目の張りを調整します。
作り目20目なのに1段目が編めないのは、数え方の間違いですか?
目数が20目でも、作り目の輪を強く締めていれば針が入りません。輪の動きと右針の入り方を先に見て、目数は別に数え直します。最初の結び目を含む数え方は関連記事で確認できます。
1目だけ針が入らないときも、全部作り直しますか?
すぐに全部をほどく前に、その輪に右針を正しく入れているか、毛糸を割っていないかを確かめます。そっと輪を整えても入らない、または周囲の輪も固いなら、無理に編まず作り直す方が確認しやすくなります。

参考にした基礎資料

無料レシピで練習する

段と目数を記録しながら編む

amilogアプリなら、レシピを見ながらカウンターで段数を記録できます。 中断しても、どこまで編んだかを残せます。

App Storeで無料ダウンロード

あわせて読みたい