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糸・素材

毛糸の2本どりとは?2本を一緒に編む方法・針・ゲージの決め方

レシピに「2本どり」とあったとき、2本を交互に使うのか、同時に針へかけるのか迷いやすいものです。2本どりは、2つの糸端をそろえ、2本どりと指定された区間で1本の作業糸のように一緒に扱う方法です。まずは2玉を分けて置き、小さな試し編みで2本を同じ力加減に保てるか確認しましょう。

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2玉の毛糸から伸びた2本をそろえて1つの編み地へつないだ2本どりの準備

まず答え

毛糸の2本どりは、2本の糸をそろえ、2本どりと指定された区間の糸かけとループに2本とも入るよう1束として編みます。2玉から1本ずつ出す方法が分かりやすく、中心から引き出せる形状の1玉なら中心端と外側端を使う方法もあります。2本を合わせた太さ、合うかぎ針、完成ゲージを一律に換算する規則はないため、レシピ指定を優先し、指定がなければ試し編みで編みやすさ・寸法・風合いを確かめてください。

毛糸の2本どりの要点を3つに整理した図解

この記事で分かること

  • 2本どりの指定区間では、2つの糸端を1本の作業糸として同時にかける
  • 糸玉を分けて置き、各ループに2本とも入っているか1段ごとに確認する
  • かぎ針号数・ゲージ・必要量は固定換算せず、作品指定または試し編みで決める

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2本どりは、2本の糸を1束として同時に編む方法

言葉糸の扱い見分けるポイント
1本どり1つの糸端を作業糸にする針へかかる糸は1本
2本どり2つの糸端をそろえて1束にするすべてのループに2本ずつ入る
配色・糸替え使う糸を途中で切り替える常に2本を同時に編むとは限らない

Yarnspirationsのmulti-strand crochetガイドは、複数の糸をまとめ、1本の糸として編む方法を説明しています。2本を交互に使うのではなく、糸をかけるときもループを引き出すときも2本を一緒に動かします。

糸ラベルにある2-plyなどのplyは、1本の糸を構成する撚り合わせ本数を表す言葉です。2本どりは、完成した糸を2本同時に作業糸として使う方法なので、同じ意味ではありません。

始める前に、レシピと2枚の糸ラベルを確認する

  • レシピが2本どりを指定しているか、自分で置き換える試作かを分けた
  • 指定糸・色・かぎ針・完成ゲージ・必要量を確認した
  • 2本の素材、太さ、洗濯表示、ロット番号をそれぞれ確認した
  • 2玉の残量が、作品の途中で片方だけ尽きない量か確認した
  • 試し編みをほどくための余裕を含めて糸を用意した
  • 既存の1本どりレシピは、無調整で2本どりへ変更しないと決めた

Craft Yarn Councilの基準では、糸ラベルから重量・長さ・素材・推奨針・ゲージ・手入れ方法などを確認できます。2本が同じ商品でも、玉ごとの長さや残量を見ておくと、片方だけ先に終わる事態へ備えやすくなります。

レシピが2本どりを前提に設計されている場合は、その糸・針・ゲージを優先します。1本どりレシピを自己判断で2本どりにすると、寸法、風合い、穴の大きさ、必要量が変わるため、同じ作品になるとは限りません。

2玉から出す方法と、1玉の両端を使う方法

2玉から1本ずつ出す

それぞれの玉から糸端を1本ずつ出し、2玉を少し離して置きます。糸の動きと残量を別々に確認しやすく、初めての2本どりではこの方法が分かりやすいです。

同じ1玉の中心と外側から出す

中心から引き出せる形状の糸玉では、中心端と外側端をそろえる方法もあります。Yarnspirationsも選択肢として紹介していますが、玉が転がる、外側の糸が巻き付く、中心から糸の塊が出る場合があるため、動きを止めて整えられる場所で使います。中心端が見つからない玉を無理に掘りません。

2色または異なる糸を組み合わせる

2玉を分けて置き、どちらの糸がどのループに入ったか見える配色にすると確認しやすくなります。異素材は手入れ・伸び方・風合いが違うため、完成品へ進む前に試し編みを洗って確かめます。

かぎ針で2本どりを始める5手順

  1. 2つの糸端を同じ長さにそろえる

    作品を2本どりで始める場合は糸端を並べ、2本とも糸玉へつながっていることを確認します。途中から2本へ増やすレシピでは、指定された追加位置と糸端の残し方を優先します。

  2. 2本をまとめて作り目のループを作る

    2本を1束として持ち、レシピ指定の作り目を作ります。通常の結び目または輪の作り目など、開始方法は作品の工程を優先します。

  3. 糸をかける前に2本が並んでいるか見る

    人差し指へ2本を一緒にかけ、片方が指から外れていないか確認します。2本の間隔を無理に広げず、同じ経路へ通します。

  4. 2本を同時にかけ、1つのループとして引き出す

    鎖編み、細編み、長編みなどの各操作で、針先が2本とも捉えたことを見てから引き出します。技法ごとの針を入れる位置とループ数は、基本ガイドまたはレシピへ戻って確認します。

  5. 数目ごとに表裏を見て、2本ずつ入っているか確かめる

    針上の作業ループ、目の頭、裏側に片方だけの細い輪がないか確認します。異常を見つけたら先へ進まず、その目まで戻って2本をそろえて編み直します。

片方だけ拾っていないか、3か所で確認する

確認する場所正常な状態片方を落としたサイン
針上の作業ループ2本が並んで1つの輪を作る1本だけが針に残る
目の頭V字の各脚に2本が見える一部だけ細い、色が片方しかない
編み地の裏2本が同じ目を通る短い浮き糸や大きな緩みがある

Yarnspirationsは、編んでいる途中で1本を落とすことがmulti-strand crochetの注意点だと説明しています。特に、針先が糸の間へ入ったときや、2本の張りが大きく違うときに起こりやすいため、1段または1周ごとに表裏を見ます。

落とした1本を後から強く引いて目の中へ隠しても、同じ構造には戻りません。該当目までほどき、2本を一緒に針へかけ直します。

かぎ針の号数は、固定換算せず試し編みで決める

  1. レシピ指定があれば、その針から試す

    2本どり前提のレシピは、指定糸、かぎ針、完成ゲージを組み合わせて確認します。糸ラベルの推奨針だけで上書きしません。

  2. 指定がなければ、小さな試し編みを作る

    作る作品と同じ技法で、2本をそろえて編みます。針が糸を割らずに通るか、編み地が硬すぎないか、ループが緩すぎないかを見ます。

  3. 寸法と風合いを分けて確認する

    ウェアや寸法指定の作品はゲージを測り、バッグや小物も厚み、穴、曲がりやすさを確認します。寸法が小さすぎるなら大きい針、大きすぎるなら小さい針を試しますが、風合いも同時に見ます。

  4. 必要なら洗って、再測定する

    完成後に洗う作品や異素材を組み合わせた場合は、糸ラベルに従って試し編みを手入れし、乾いた後の寸法・縮み・伸び・表情を確かめます。

必要量は『2倍』だけで決めず、2本それぞれを管理する

2本どりでは、編み地の同じ経路を2本の糸が通るため、どちらの糸にも作品を編み切れるだけの長さが必要です。ただし、1本どりレシピの必要量を単純に2倍すれば必ず足りるとは断定できません。針、ゲージ、模様、糸の組み合わせを変えると消費量も変わります。

2本どり指定のレシピでは、各色・各糸の指定量を用意します。自分で置き換える場合は、完成品と同じ条件の試し編みを作り、使用前後の重量または長さを測って余裕を持たせます。必要量の計算は、一般の必要量記事で単位とラベルの長さを確認してください。

同じ糸2玉

残量をそろえ、片方が減る速度だけ違わないか区切りごとに確認します。玉の巻きや糸の引き出し抵抗で、減り方が少しずれることがあります。

2色

必要量を色別に記録します。片方だけ交換するとその位置で結び目・糸端・色の連続性が変わるため、交換位置は作品の目立たない場所と工程指定を優先します。

同じ1玉の両端

2つの取り口は同じ1本の連続した糸を共有し、使うほど互いに近づきます。残量は1玉全体で管理し、取り口が近づく前に、2本とも切り替えられる区切りと糸始末分を確保します。

違う色・素材を組み合わせるときの判断

見る項目確認する理由試し編みで見ること
素材と手入れ表示洗い方や耐熱性が違うことがある同じ方法で手入れした後の変化
伸び・弾力片方だけが余ったり縮んだりすることがある表裏の浮き、波打ち、戻り方
2本の混ざり方や色移りは画面だけで分からない乾いた状態の見え方と色の変化
表面と撚り針が片方だけを割りやすい組み合わせがある引っ掛かり、毛羽、ループの見やすさ

異なる糸を組み合わせること自体はできますが、相性を名称だけで保証できません。片方の手入れ条件にもう片方が合わない場合は、より慎重な条件を選ぶか、その組み合わせを作品へ使わない判断も必要です。

初めての2本どりでは、同じ商品・同じ太さの2玉から始めると、操作の違いを観察しやすくなります。配色や異素材は、2本を同時に拾えるようになってから小さな試し編みで試します。

2本どりで起きやすい失敗と直し方

起きたこと考えられる原因確認・直し方
一部だけ細い片方の糸を拾わず1本で編んだその目まで戻り、2本を一緒にかけ直す
片方だけ大きな輪が出る2本の張りがそろわず、一方だけ余った糸玉側を整え、2本を同時に軽く引いてループをそろえる
糸が何度もねじれる作品を同じ方向へ回し続けた、2玉が近すぎる作業を止め、糸玉を分け、玉側から交差をほどく
針が通らず編み地が硬い針が組み合わせに対して小さい、手が強いその試し編みをほどくか別スワッチを作り、大きい針で作り目から比較する
穴が大きく形が安定しない針が大きい、手が緩い、模様との相性が違う小さい針も試し、ゲージと風合いを比較する
片方だけ先になくなる玉の残量または引き出し量が違った不足する糸の交換位置を工程に合わせ、次回は開始前に残量を確認する

作品へ進む前のチェックリスト

  • レシピの2本どり指定と、指定糸・針・ゲージを確認した
  • 2つの糸端がそれぞれ糸玉へつながっている
  • 2玉を分けて置き、糸が無理なく出る
  • 作り目と各ループに2本とも入っている
  • 片方だけ緩い輪や、裏側の浮き糸がない
  • 試し編みで針の通り、厚み、穴、風合いを確認した
  • 寸法が必要な作品は、指定の方法でゲージを測った
  • 2本それぞれの残量と手入れ表示を確認した

まとめ:2本をそろえ、1束として編み、試し編みで決める

毛糸の2本どりでは、2つの糸端をそろえ、すべての糸かけとループで2本を一緒に扱います。初めは2玉を分けて置き、数目ごとに針上・目の頭・裏側を見て、片方だけ落としていないか確認しましょう。

かぎ針号数、ゲージ、必要量は一律に換算せず、作品指定を優先します。指定がない試作は、鎖編み・細編みの小さな試し編みから始め、編みやすさ、寸法、風合い、手入れ後の変化を確認してから作品へ進んでください。

よくある質問

毛糸の2本どりとは何ですか?
2つの糸端をそろえ、1本の作業糸のように同時に編む方法です。糸をかけるときもループを引き出すときも2本を一緒に扱い、すべての目に両方の糸が入るよう確認します。
2本どりは、毛糸を2玉用意しますか?
2玉から1本ずつ出す方法が分かりやすいです。中心から引き出せる形状の1玉なら、中心端と外側端を使う方法もありますが、糸が巻き付く、中心から塊が出るなどの可能性があるため、止めて整えられる場所で使います。
2本どりのかぎ針は何号ですか?
一律の号数はありません。2本どり前提のレシピがあれば指定針から試し、指定がなければ小さな試し編みを作って、針の通り、編み地の硬さ、穴、完成ゲージを確認して決めます。
同じ太さの毛糸を2本合わせると、必ず次の太さになりますか?
目安として近い太さになる場合はありますが、必ず同じ分類・ゲージ・風合いになるとは限りません。糸の素材、構造、撚り、手加減、編み方で変わるため、固定換算ではなく試し編みで確認します。
2本どりの必要量は、1本どりの2倍ですか?
単純に2倍で必ず足りるとは断定できません。2本どりでは各糸が同じ編み地を通りますが、針やゲージを変えると消費量も変わります。2本どり指定レシピの量を優先し、置き換えでは同条件の試し編みから見積もります。
違う太さや素材の毛糸を2本どりにできますか?
できますが、完成品で問題がないとは限りません。手入れ表示、伸び、縮み、色、表面の引っ掛かりを確認し、作品と同じ技法で試し編みを作って手入れ後まで比べます。
2本のうち片方だけ拾ってしまったら、どうしますか?
片方だけの目まで戻り、2本をそろえて編み直します。後から片方を引いて隠しても同じ構造にはならないため、針上・目の頭・編み地の裏を1段または1周ごとに確認します。
1本どりのレシピを、そのまま2本どりで編めますか?
同じ寸法や風合いになるとは限りません。まずレシピの許容範囲と完成ゲージを確認し、指定がなければ試し編みで寸法・厚み・穴・手触りを確認してから、作品全体を調整できる場合だけ進めます。

参考にした基礎資料

基本の動きを動画で確認

段と目数を記録しながら編む

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