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基礎知識

かぎ針編みの糸替え・糸の足し方|途中で新しい毛糸へ替える方法

糸玉が終わりそうなときや、配色を変えたいときに迷うのが「どの瞬間に新しい糸へ替えるか」です。多くのかぎ針編みでは、替えたい目を新しい色で編み始めるのではなく、その1つ前の目を完成させる最後の引き抜きで新しい糸へ替えます。ここでは、糸を結ぶことだけに頼らず、編み目を崩さずに切り替えて糸始末へつなぐ基本を整理します。

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かぎ針編みの途中で旧糸から新しい糸へ替える流れを色分けして示した編み地

まず答え

新しい糸へ替える基本のタイミングは、替えたい目の1つ前にある編み目の「最後の引き抜き」です。旧糸で最後の引き抜き直前まで編み、新しい糸を針にかけて残りのループを引き抜きます。旧糸と新糸の端は始末できる長さを残し、数目編んで色の境目・目の高さ・ゆるみを確認してから、それぞれ同色の編み地へ始末します。レシピに別の糸替え位置や固定方法がある場合は、その指定を優先してください。

糸替え・糸の足し方の要点を3つに整理した図解

この記事で分かること

  • 替えたい目の1つ前にある編み目の、最後の引き抜きで新しい糸へ替える
  • 旧糸と新糸の端を短く切らず、数目編んで境目とゆるみを確認する
  • 糸替え後の端は結び目だけに頼らず、それぞれ同色の編み地へ始末する

糸替えと糸始末は別の作業

糸替えは、編み途中で旧糸から新しい糸へ作業糸を切り替えることです。糸玉を足す場合も、模様の色を替える場合も、まず新しい糸で次の目を編める状態を作ります。

糸始末は、切り替え後に残った糸端を編み地の裏へ通して整える仕上げです。糸替えの瞬間に端を短く切ると、あとから固定する余地がなくなります。替えた直後は端を残し、編み目が安定してから始末します。

どこで新しい糸へ替える?

場面替える場所の考え方先に確認すること
同じ糸を途中で足す目立ちにくく始末しやすい場所を選び、直前の目の最後の引き抜きで替える結び目や傷んだ部分が編み地へ入らないか
段の途中で色を替える新しい色で見せたい最初の目の、1つ前の目で替える編み図の配色位置と表裏
段の境目で色を替える段を閉じる最後の目を完成させる引き抜き、または指定された最後の動作で替える立ち上がり・引き抜き編みの扱い
次の段でも旧糸を使う切るか休ませるか、編みくるむかをレシピで判断する裏側へ渡る糸がつれないか

基本の糸替え手順

  1. 替えたい最初の目を決める

    編み図や文章説明で、新しい糸を見せ始める目を確認します。その1つ前の目が糸替えを行う目になります。

  2. 旧糸で最後の引き抜き直前まで編む

    細編みなら、針を入れて糸を引き出し、針にループが2本あるところまで旧糸で進めます。別の編み方では、その目を完成させる最後の引き抜き直前で止めます。

  3. 新しい糸を針にかけて引き抜く

    新しい糸の端を始末できる分だけ残し、その糸を針にかけます。針に残っているループを新しい糸で引き抜き、直前の目を完成させます。

  4. 新しい糸で次の目を編む

    新しい糸の長い側を作業糸として持ち、指定の次の目を編みます。最初の1目を強く締めすぎず、周囲の目と同じ高さに整えます。

  5. 数目進んでから境目を確認する

    表と裏を見て、旧糸の色が次の目へ入り込んでいないか、穴や大きなループがないかを確認します。問題があれば、端を強く引く前に糸替え部分まで戻します。

同じ糸を足す場合と色を替える場合

同じ糸を足す場合

編み地の状態を優先して、目立ちにくく糸始末しやすい位置を選べます。ただし、同じ商品・色番号でも染色ロットによって色差が出ることがあるため、購入時のラベルも確認します。

色を替える場合

色の境目が意図した目に来ることが大切です。新しい色で見せたい最初の目ではなく、その前の目の最後の引き抜きから新色を使います。

旧糸をあとで使う場合

切らずに休ませるか、裏側へ渡すか、編みくるむかは模様と距離で変わります。渡り糸を強く引くと編み地がつれるため、レシピの指定どおりに扱います。

旧糸をもう使わない場合

すぐ根元で切らず、糸始末に使える端を残します。新しい糸で数目編み、交換部分が崩れないことを確認してから旧糸を処理します。

穴・ゆるみ・段差が出たときの直し方

見え方考えやすい原因直し方
境目だけ大きな穴がある新旧の糸がゆるい、または次の目を大きく引き出した糸端だけを強く結ばず、交換した目と次の目のループを周囲と同じ高さへ整える
旧糸の色が次の目に見える新しい糸へ替えるタイミングが1動作遅い1つ前の目の最後の引き抜きまで戻り、そこから新色を使う
境目だけ固く縮む糸端や作業糸を引きすぎている数目編んだ状態で編み地を平らにし、周囲と同じ幅になるまでゆるめる
裏側で糸が長く渡る使わない糸を遠い位置まで引いている切る・休ませる・編みくるむの指定を確認し、自己判断で長く渡さない

糸替え後のチェックリスト

  • 替えたい目の1つ前で糸を替えた
  • 旧糸と新糸の端を短く切っていない
  • 新しい糸の長い側を作業糸として編んでいる
  • 色の境目が編み図の位置と合っている
  • 交換部分に大きな穴・つれ・段差がない
  • 表と裏を確認してから糸始末へ進む

まとめ:数目確認してから糸始末へ

糸替えの要点は、新しい糸を見せたい目の1つ前で待ち、その目の最後の引き抜きを新しい糸で行うことです。替えた直後に端を切らず、数目編んで境目と目の高さを確認すれば、間違いにも早く気づけます。

交換ができたら、旧糸と新糸をそれぞれ同色の編み地へ始末します。実際の色替えを試したい場合は、フリルの直前で糸を替えるスクエアシュシュの無料レシピを確認してください。

よくある質問

かぎ針編みの糸替えは、どのタイミングで行いますか?
多くの場合、新しい糸で見せたい目の1つ前にある編み目の、最後の引き抜きで替えます。編み方や配色模様によって指定が異なる場合は、レシピの説明を優先してください。
新しい糸は結んでから編み始めますか?
基本手順では、新しい糸を最後の引き抜きに使い、端を残して編み進めます。結び目だけを完成時の固定にせず、レシピの指定に従って残した端を編み地へ糸始末します。
同じ色の糸玉を足すときも、最後の引き抜きで替えますか?
通常の編み目を保ったまま足す場合は、同じ考え方で替えられます。できれば目立ちにくく始末しやすい場所を選びますが、模様や仕立ての指定がある作品ではレシピを優先します。
糸端はどのくらい残せばよいですか?
素材・太さ・編み地で必要な長さが変わるため、一律の長さでは決めません。とじ針へ通し、同色の編み地へ方向を変えながら始末できる余裕を残し、根元で短く切らないようにします。
色替えした場所に穴が開いたら、糸端を強く引けば直りますか?
糸端だけを強く引くと、その場所がつれることがあります。交換した目と次の目のループを周囲と同じ高さへ整え、数目編んだ状態で表裏を確認します。大きく崩れている場合は、糸替え部分まで戻すほうが確実です。

参考にした基礎資料

基本の動きを動画で確認

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