リストウォーマーの作り目28目は合う?一目ゴム編みの幅の決め方
無料の『一目ゴム編みリストウォーマー』には作り目28目とありますが、28目が誰の手首にも合う完成サイズという意味ではありません。編み地の幅は糸、針、編む人の張りで変わり、ゴム編みは置いた状態と着けた状態でも幅が違って見えます。44段を2枚編み終えてから窮屈だと気付かないよう、まず自分の手と試し編みを比べて作り目を決めましょう。
執筆・確認: amilog編集部公開日: 最終更新:

まず答え
公式レシピの28目は出発点で、手首まわりに合わせて偶数目へ調整できます。着ける人の手首の最も広い所と、親指を除いた手のひらの指の付け根寄りを測ってください。同じ糸・針・一目ゴム編みで候補の目数を試し編みし、平置きの自然な幅と、無理なく伸ばしたときの幅を確認します。左右の端をとじて筒にすることを考え、手首が苦しくなく、手も通せる候補を選びます。28目では足りなければ別の偶数目で試し、左右2枚を同じ目数で編みます。小片だけで完成後のフィットは保証できないので、本体の脇をとじる前にも仮合わせしてください。

この記事で分かること
- 28目は固定サイズではない。手首と、通す手の周りを先に測る
- 同じ糸・針・一目ゴム編みで候補を試し、自然幅と伸びた幅を見る
- 変えるなら偶数目にし、左右2枚を同じ仕様で編んでとじる前に仮合わせする
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作り目28目は固定の完成サイズではない
amilog公式レシピは、同じ本体を2枚、平らに編んで脇をとじる構成です。1枚の作り目は28目の例で、『手首まわりに合わせて偶数で調整OK』と明記されています。各段は表編み1目・裏編み1目を14組、44段編む指定です。14組は28目のときの横方向の反復数で、目数を変えた場合も必ず14組にするという指示ではありません。
作り目を増減するときは、表1目・裏1目を繰り返せる偶数を選び、その目数に合わせて段の端まで編みます。例えば28目なら14組ですが、別の偶数を選んだら組数も変わります。44段は原本の縦方向の指定で、幅を変えるために段数を増減する操作ではありません。また、このレシピは一律の完成幅やゲージを指定していません。別の糸で編んだ人の『28目で何cm』を自分の合否基準にしないでください。
手首だけでなく、通す手の周りも測る
Craft Yarn Councilは、手首の周囲を手首の最も広い所で、手の周囲を親指を除いた手のひらの指の付け根のすぐ下で測るよう案内しています。リストウォーマーは着けるときに手を通すため、手首の数字だけに合わせると、入口で手が通りにくいことがあります。着ける人の手を、巻き尺を締め付けずに測り、二つの数字を別々に控えてください。
ただし手首周りと手周りの数字をそのまま編み地の目標幅にするわけではありません。この作品は平らな編み地の左右端を合わせて一周の筒にするので、平置きの全幅を2倍して周囲寸法にしません。一目ゴム編みは縮んだ自然幅と着用時の伸び幅が異なり、脇をとじると端の一部も縫い目に入ります。どのくらい小さく作るかを一律のcmで決めず、実際の糸・編み地で心地よい伸び方を確かめます。
着ける手の手首を測る
手首の最も広い所を一周し、巻き尺を食い込ませない状態の数値をメモします。左右の手で使い心地が違いそうなら、それぞれも確認します。
親指を除いた手の周りを測る
指の付け根のすぐ下で、手のひらを一周します。親指まで一緒に巻き込んだ大きな一周ではなく、編み地を通す部分の目安を記録します。
使いたい着け心地を言葉でも決める
手首でずり落ちないか、手を通すときに無理に引かずに済むかを後で確かめます。採寸値だけで『ぴったり』を断定せず、仮合わせの判定点として残してください。
本番と同じ糸・針・一目ゴム編みで候補を試す
Yarnspirationsは、ゲージを調べる試し編みに本番と同じ糸を使い、同じ模様で編み、平らな場所に置いて端を避けた中央で目の密度を測るよう説明しています。今回も別の糸やメリヤス編みの小片ではなく、リストウォーマーに使う糸・棒針・表1目/裏1目の組み合わせで試します。公式レシピは完成ゲージを示していないので、既定の『何目で何cm』と照合する作業ではありません。中央で目の密度を見ることと、手首を一周するための小片全体の幅を見ることは分けます。
最初は原本どおりの28目で小片を編むと、作り目のまま進めるかを判断できます。すぐに一段だけを引っ張って測らず、模様の縦列と幅が見られるところまで編み、平らな場所で落ち着かせてください。左右の端から端までの自然な全幅を測り、両端を合わせて筒にすると縫い目に入る部分があることも考えます。次に手でゆっくり広げ、手首と手の周りを無理なく通る範囲かを見ます。伸ばした最大値を目標にせず、離したときに編み目が戻り、使う人が苦しくないかを重視します。
自然な幅と心地よく伸びる幅を比べ、偶数目を選ぶ
まず小片を伸ばさず置く
机などに平らに置き、ゴム編みの縦列をつぶさず、左右の端から端までの自然な全幅を測ります。中央の目の密度とは別の記録にし、後から別の候補と同じ置き方で比べます。
軽く広げ、手首と手の両方を想像する
端を両手でゆっくり広げ、苦しいほど引っ張らない範囲を確かめます。左右の端を合わせて筒にしたとき、手首に心地よく沿い、手も通せそうかを二つの採寸と見比べます。とじ目に入る端を、着用できる幅へ丸ごと足さないでください。
合わなければ、別の偶数目で試し直す
28目が手を通すには明らかに窮屈なら、作り目を増やした偶数の候補を試します。手首でゆるすぎるなら、手が通る条件を失わないか注意しながら、減らした偶数の候補も試します。数字だけで決めず、候補ごとに自然幅と伸び方を確認します。
決めた目数を2枚分メモする
採用する偶数目と、使った糸・針を記録します。2枚目も同じ目数・同じ材料と編み方で始めます。目数を変えたら1段の表1・裏1の組数も変わるので、原本の『×14』をそのまま数え続けないでください。
| 比べるもの | 28目での見え方 | 次の判断 |
|---|---|---|
| 手首での着け心地 | 小片を当てると締め付けが強い/ゆるい | 同じ糸・針で別の偶数目を試す |
| 手を通す余裕 | 手首には沿うが手の周りに届きそうにない | 手の採寸と伸び方も見て、増やす候補を試す |
| 平置きの自然幅 | 伸ばした幅だけが大きく見える | 最大まで引かず、置いた幅も併記する |
例えば28目の小片が手首には気持ちよく沿うのに、手を通すにはかなり引っ張る必要がありそうなら、28目で本体を2枚編み始める前に目数を増やした偶数候補を試す方が安全です。反対に自然幅が大きく見えるだけで小さくすると、手を通せなくなるかもしれません。『手首』『手の通り』『無理なく伸びて戻るか』を一緒に見て、数字一つだけで合否を決めないでください。
本体を編んだら、とじる前に仮合わせする
小片で候補を選んでも、実際の本体は段を重ね、とじ目も入ります。1枚目を編み終えたら、脇の両端をとじる予定の位置でそっと合わせ、着ける手首と手の通りを確認します。まだ縫っていないので両端を大きく重ねてしまうと、完成時より細い筒に見えます。端の高さをそろえ、どこをとじるか決めた状態で当ててください。針上の目がある段階で無理に手を通さず、目を落とさないよう扱います。
ゆるめの伏せ止めや親指穴のとじ分けは幅とは別の工程ですが、着けたときには入口や穴も使い心地に影響します。原本の伏せ止め側を指先にする向きと、親指穴を残す位置を確認し、とじる前に実際の手で無理がないか見ます。強く引っ張らないと通らないなら、縫い進めて解決しようとせず、目数・編み地の伸び方・入口の状態を見直します。
- 着ける人の手首と親指を除く手の周りを測った
- 本番と同じ糸・針・一目ゴム編みで候補の幅を確認した
- 自然幅だけでなく、苦しくない範囲の伸び方も見た
- 作り目を変えるなら偶数目にし、表1・裏1の組数を読み替えた
- 左右2枚の目数と材料をそろえ、とじる前に実物を当てた
まとめ:28目を試し、合う偶数目で2枚をそろえる
公式の28目は、まず試すための作り目です。手首と手の周りを測り、実際の糸・針で編んだ一目ゴム編みの自然幅と伸び方を比べてください。合わなければ偶数目の別候補を試し、選んだ目数で左右2枚をそろえます。目数を変えた理由と材料を控えておけば、2枚目で迷いにくくなります。
次は無料の『一目ゴム編みリストウォーマー』へ戻り、決めた目数に合わせて表1・裏1を各段の端まで編みます。進捗は『一目ゴム編みの段数の数え方』、仕上げは『リストウォーマーの親指穴を残すとじ方』で確認できます。最後は小片の数字で完成を保証せず、とじる前の実物で着け心地を確かめましょう。
よくある質問
- 作り目28目のままなら、必ず手首に合いますか?
- いいえ。公式の28目は調整できる例で、完成幅は糸・針・編み方で変わります。着ける手首と手の周りを測り、同じ条件の試し編みと本体の仮合わせで確かめてください。
- 目数を変えるとき、奇数にしてもいいですか?
- この無料レシピは表1目・裏1目を繰り返すため、手首まわりに合わせた偶数目への調整を指定しています。別の偶数を選んだら1段の組数も読み替え、左右2枚を同じ目数で編みます。
- 手首には合いそうですが、手を通すときだけきつそうです。
- 手首の数字だけで作り目を決めず、親指を除いた手の周りも確認してください。28目の小片を強く引かなければ通せないなら、別の偶数目の候補を同じ糸・針で試します。とじる前の本体でも実際の手に当て、入口や伏せ止め側に無理がないか確かめてください。
- 作り目を増やしたら44段も増やしますか?
- 作り目は横幅、44段は縦方向の原本指定です。幅を変えるために段数を自動的に増やす必要はありません。選んだ偶数目を各段の端まで編み、原本の段数は別に確認します。
- 試し編みが合えば、2枚とも仮合わせは不要ですか?
- 小片は候補を絞るための目安です。実物は段数、脇のとじ目、入口や親指穴の状態が加わるため、糸端を始末する前に左右それぞれの向きと着け心地を確認してください。
参考にした基礎資料
- amilog「一目ゴム編みリストウォーマー」無料レシピ・原本 — 平編みの同じ本体2枚、作り目28目を手首まわりに合わせ偶数調整可、表1・裏1を44段、伏せ止め側を指先にして脇をとじる構成を確認。完成幅・ゲージの指定はない。
- Craft Yarn Council「Standard Body Measurements/Sizing」 — 手の周りは親指を除く指の付け根のすぐ下、手首の周りは最も広い所で測る定義を確認。セーター用ゆとり寸法は本作品に転用しない。
- Yarnspirations「How to Measure Knit Gauge for Beginners」 — 本番と同じ糸・針・模様で試し編みし、平らな場所で中央付近を測る原則を確認。掲載例のゲージ数値や完成寸法は転用しない。



