一目ゴム編みの段数の数え方|リストウォーマー44段の記録と数え直し
無料の「一目ゴム編みリストウォーマー」は、表編み1目・裏編み1目を交互に44段編んで、同じものを2枚作ります。針に28目が並び、表裏の2目を14組編む途中で、今何段目なのか分からなくなることがあります。横の目数と縦の段数を分け、まず段末で記録する方法を確認しましょう。記録を見失ったときは、ゴム編みの縦の表目列を数え直しの手がかりにします。
執筆・確認: amilog編集部公開日: 最終更新:

まず答え
このレシピでは作り目を別工程とし、28目を端まで表1目・裏1目で編み終えると1段です。編み地を返すだけでは段を増やさず、反対側も端まで編み終えたら2段と記録します。記録を見失ったら、途中の段を終えてから、同じ表目の縦列に並ぶV字を作り目側から追って段数を照合します。ただし作り目の方式によって縁にもV字が見え、編み終えた最上段の目は針に掛かっています。作り目の縁を機械的に足したり、針上の輪を一律にもう1段加えたりせず、最初に編んだ段と最後に確かだった記録を基準にしてください。44段を確認できたら、レシピ指定の伏せ止めへ進みます。

この記事で分かること
- 28目は横の数、14組は1段の表裏の組数、44段は縦に編み終えた回数
- 段を端まで編み終えたときだけ記録し、返す動作や編みかけは加えない
- 数え直すときは表目の縦V列を使い、作り目の縁と針上の輪を確認する
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28目・14組・44段は、それぞれ数える方向が違う
amilogの無料レシピは、本体を同じもの2枚編む指定です。1枚につき28目を作り目し、各段で「(表編み1目、裏編み1目)×14」を44段繰り返します。2目を14組編むと28目で、その段の端に着きます。14組を編み終えるごとに段数が一つ進むのであって、表1目と裏1目の切り替えをそれぞれ1段とは数えません。
作り目はこのレシピで編む44段の前の工程です。まだ表1・裏1の段を端まで編んでいなければ、進捗メモは0段から始めます。表目・裏目の見分け方や作業糸を前後へ移す動作そのものは関連記事で確認し、ここでは縦方向の進捗に集中します。
| レシピの数字 | 数える対象 | 44段の記録に加える? |
|---|---|---|
| 28目 | 針に横へ並ぶ作り目・各段の目 | 目数として確認し、28段とはしない |
| 14組 | 表1目・裏1目の2目セット | 14組で段の端へ着いたら1段 |
| 44段 | 1枚の編み地で端まで編み終えた段 | 1段ずつ記録し、2枚目も別に数える |
一段を編み終えた瞬間に記録する
作り目を終えたら、段数のメモを0にする
針上の28目を確認し、これから編む表1・裏1の段を1段目とします。作り目の縁に見える目を、レシピの44段へ自動的に含めません。別の作品で作り目や準備段を数える指示がある場合は、その作品の指示を優先します。
表1目・裏1目を14組編み、端に着いたら1段と記す
1組は横の2目で、14組を編み終えると28目分を端まで編んだことになります。途中で手を休めたときは、まだ完了した段として数えません。最後の目を編んで段が完了した時点でメモや段数カウンターを一つ進めます。
編み地を返し、次の段も端まで終えてから記す
返す動作だけでは新しい段はできません。2段目も指示どおりに28目を端まで編み終えてから2と記録します。以後も段の終わりにだけ記録を更新すると、手を止めた位置と数字が対応します。
44段を確かめ、2枚目は記録を新しく始める
1枚目が44段を終えたら、その1枚の進捗を確定します。2枚目は同じ作り目と編み方でも別の編み地なので0から記録し、こちらも44段を確認します。両方を合わせて44段という意味ではありません。
例えばメモに12段とあり、次の段をまだ編みかけなら、完了済みは12段です。その段を端まで編み終えて初めて13段と書き換えます。段の途中で記録を一つ進めると、次に再開したとき同じ段を二度数えやすくなります。Craft Yarn Councilの編み方表記でも、作り目とRow 1、Row 2の指示は分けて記されています。
記録を見失ったら、表目の縦V列を追う
一目ゴム編みは、表目の列にV字が縦へ重なり、間に裏目のくぼみが続きます。Nimble Needlesのゴム編み教程は、同じ表目の列を下から上へ追い、重なったV字を1段ずつ確認する方法を示しています。目を横へ移りながら数えると28目や14組を数えてしまうため、表目の一列から隣へ飛ばないでください。
毛糸の毛羽や編み地の縮みでV字が見えにくければ、編み地を無理に引っ張らず平らに置き、表目が見えやすい一列を選びます。先の丸い針先や指先で同じ列を少しずつたどり、見失った位置から上だけを確認します。編み目が読めないのに数字を作って伏せ止めへ進む必要はありません。
編みかけの段を、まず端まで終える
段の途中では、新しい目が掛かった針とまだ編んでいない目の針が混在します。現在の段を端まで編み終え、どこまでが完成した段か分かる状態にしてから数え直します。今どこを編んでいるか分からなければ、その位置を確かめるまで無理に編み進めません。
作り目の縁と最初に編んだ段を見分ける
縁のすぐ上のV字が、自分の作り目でできたものか、レシピの1段目を編んでできたものか確認します。作り目方法によっては、作り目そのものが一列のV字を作ります。最初の段に印やメモが残っていれば、そこを数え始めの基準にします。
同じ表目列のV字を、下から針の手前まで追う
作り目の縁をむやみに足さず、一つの表目列に沿って上へ進みます。V字を数える位置を紙へ記すか、途中の確かな段に目印を付けると、同じV字を二度数えにくくなります。横の裏目列や隣の表目列へ移ったら、いったん同じ基準へ戻します。
針上の輪と最後に記録した数字を照合する
編み終えた最上段の目は針に掛かっており、下のV字と重ねて一律にもう1段加える対象ではありません。針上の輪がどの段に属するかを確かめ、最後の確かな段末メモや途中の目印と突き合わせます。針上の扱いに自信がなければ、その列だけで44段と決めつけないでください。
作り目の縁と針上の輪で、段数がずれるのを防ぐ
| 迷いやすい場所 | 起きること | 安全な確認 |
|---|---|---|
| 作り目のすぐ上 | 作り目の方式によってV字の縁が見える | 自分の1段目・メモ・目印を基準にする |
| 編みかけの段 | 新旧の目が針上に混在する | 端まで終えてから完了段を数える |
| 編み終えた最上段 | その目が針上の輪として残る | 輪を無視せず、下のV字と二重に足さない |
Nimble Needlesの段数教程は、ロングテールなど一部の作り目は縁を作る時点でV字の列を見せ、別の作り目ではそうならないと説明しています。また、針上の輪も数え直しで考慮します。amilogの無料リストウォーマーは作り目の目数は指定しますが、作り目方式までは指定していません。そのため「見えるV字を44個なら必ず44段」といった、作り目を問わない公式にはできません。
一番確かなのは、レシピの段を端まで編み終えた回数を残すことです。途中から数え直す場合は、最後に確実だった段や付けていた目印を照合します。作り目のV字と最初の段の境目が読めなければ、同じ作り目で小さな練習片を編み、1段ずつ記録して縁の見え方を比べる方法もあります。それでも境界が判別できないなら、見た目だけで1段の差を断定せず、44段は未確認として扱ってください。次からは段末の記録を再開します。
2枚のリストウォーマーでは、段数と長さを別々に照合する
このレシピは同じ本体を2枚作ります。片方だけ44段になった時点で両方完成ではありません。2枚目も作り目28目から始め、各段の14組を端まで編み終えるたびに別のメモへ記録します。1枚目の記録を2枚目へ足さず、それぞれが44段かを確認します。
段数が同じでも、手加減や糸の張りで平らに置いた長さが少し違って見える場合があります。まず段数と表裏の並びをそろえ、2枚を無理に伸ばさず並べて見ます。長さが気になるときも、片方をただ引き伸ばして同じに見せるのでなく、編み目の張りと使った材料を確認してください。レシピにない完成寸法や、必ず同じ長さになる効果はここでは断言しません。
1枚目と2枚目の数字を分ける
「右」「左」や「1枚目」「2枚目」とメモを分け、どちらの段末で記録したか残します。片方を編み終えても、もう片方の段数メモは0からです。
目数と模様も見る
各段の表1・裏1の14組が揃っているか、表目の縦列が途中で途切れていないかを見ます。段数が合っていても、編み間違いで模様がずれていたら、伏せ止め前に位置を確認します。
よくある数え違いは、数える方向と記録時点を戻す
表1・裏1の一組を、2段と数えた
一組は横の2目であって、縦の2段ではありません。1段の端まで14組を編む指定を見直し、段末の回数に戻します。
編み地を返しただけで、カウンターを押した
返す動作では新しい段を編んでいません。最後に確かだった段末へ戻り、次の段を端まで終えてから記録します。
作り目のV字や針上の輪を、二重に数えた
作り目方式と最初に編んだ段を確かめます。針上の輪も完成した最上段の目であり、段末メモへすでに入れた1段をもう一度加えないようにします。
V字が毛羽で読めず、確かな数字が出ない
目を強く引いて形を変えず、見やすい表目列や途中の目印を探します。確かな基準が無ければ見た目だけで44段と断定せず、以後は段末ごとに記録します。
44段を終える前のチェックリストと、次の行動
- 28目は横、14組は一段の表裏セット、44段は1枚の縦の進捗と分けた
- 段を端まで編み終えたときだけ数字を更新し、返しただけ・編みかけでは増やしていない
- 見失った場合は同じ表目の縦V列を追い、作り目の縁と針上の輪を照合した
- 1枚目と2枚目の記録を別々に残し、それぞれの44段を確認した
- 伏せ止め前に目数・表裏の並び・段末の位置を確かめた
これから編むなら、まず28目の1段目を端まで編み、紙やカウンターへ「1」と記してください。すでに途中まで進めているなら、最後の確かな記録と表目の一列を照合し、次の段から段末だけで数を更新します。2枚とも44段が確認できたら、無料「一目ゴム編みリストウォーマー」の次の指示へ戻り、ゴム編みに沿ってゆるめに伏せ止めます。伏せ止めで表目と裏目をどう編み分けるかは関連記事で確認できます。
よくある質問
- 一目ゴム編みはV字1個で何段ですか?
- 同じ表目の縦列で一つずつ重なるV字は、編んだ段を追う手がかりです。ただし作り目の縁にもV字ができる方法があり、最上段の目は針に掛かっています。どこを1段目としたかを段末の記録と照合し、見えるV字の数だけで決めないでください。
- (表編み1目、裏編み1目)×14は14段ですか?
- いいえ。表1目・裏1目の2目を14組編むと、横の28目で一段の端に着きます。この一段を編み終えてから段数を1つ進めます。
- 作り目28目を終えた時点で、もう1段ですか?
- amilogの無料リストウォーマーでは作り目と、その後の表1・裏1を44段編む工程を分けています。段末の進捗は作り目直後を0とし、28目を端まで編んで1段目です。ただし作り目方式によって縁にV字が現れるので、編み地を見て数え直す際は縁を区別します。
- 針に掛かっている目を、さらに1段として足しますか?
- 編み終えた最上段の目は針に掛かっています。編み地のV字から復元するときはその輪も確認しますが、すでに段末の記録に含めた段をもう一度足すと二重になります。編みかけなら端まで終えてから、どこまで記録済みかを確かめてください。
- 1枚目を44段編めば、2枚目と合わせて44段でよいですか?
- いいえ。この無料レシピは同じ本体を2枚作る指定です。1枚目・2枚目それぞれで表1・裏1を44段編み、段数を別々に記録してください。
- 数え直しても43段か44段か決められません。伏せ止めしますか?
- いいえ。44段と確定できるまで伏せ止めは保留します。作り目の縁、針上の輪、最後の確かな段末記録を照合してください。境目が分からなければ同じ作り目で小さな練習片を編み、最初の段の見え方を比べます。それでも区別できなければ44段は未確認として扱い、次の段からは段末の記録を再開します。
参考にした基礎資料
- Nimble Needles「Rib stitch knitting for beginners」 — 一目ゴム編みの表目の縦V列をたどって段数を数える方法、針上の輪の扱いを確認。
- Nimble Needles「How to count rows in knitting」 — 編み目のV字、作り目方式による最初の列の差、針上の輪を含む数え直しの注意を確認。
- Craft Yarn Council「How to Read a Knitting Pattern」 — 作り目とRowごとの指示が別工程であること、表目・裏目を繰り返すゴム編みの読解を確認。
- amilog「一目ゴム編みリストウォーマー」無料レシピ・原本 — 28目・表1目裏1目の14組を44段、同じ本体を2枚作り、ゴム編みに沿って伏せ止める作品固有の指定を確認。



