一目ゴム編みの2段目は表から?編み地を返した後の始め方
表1目・裏1目を繰り返して1段目を編み終え、編み地を返したところで手が止まることがあります。最後は裏編みだったのに、2段目も表編みから始めてよいのでしょうか。公式の無料『一目ゴム編みリストウォーマー』の28目を例に、返した後の端の目とレシピの順序を一緒に確かめます。
執筆・確認: amilog編集部公開日: 最終更新:

まず答え
amilog公式リストウォーマーを作り目28目のまま平らに編み、1段目を表1目・裏1目の14組で終えたなら、編み地を返した2段目も表編み1目から始めます。1段目の最後の28目めは裏編みですが、返して今自分に向いた面ではその目が表目の顔(縦のV字)に見えるためです。その目を表編み、次の裏目の顔を裏編みとして交互に編み、2段目も28目で終えます。これは『どの一目ゴム編みも毎段表編みから』という規則ではありません。まず原本の目数・模様・往復編みかを確認し、返した後の先頭2目の見え方と照合してください。

この記事で分かること
- 公式の偶数28目を平らに編む例では、返した2段目も表編みから始める
- 前段の最後の裏編みは、反対面から見ると表目のV字になる
- 先頭2目の顔と原本を照合し、表1・裏1を14組で28目まで進める
🧶 編みながら読むなら、amilogアプリ(無料)が便利です。段数連動カウンターで「今どの段か」を見失いません。
答えを決める前提は、公式レシピの28目と平編み
無料の『一目ゴム編みリストウォーマー』の原本は、作り目28目、(表編み1目、裏編み1目)を14組、44段編む指定です。同じ平らな編み地を2枚作り、後から端をとじます。28目は偶数なので、1段目を表編みで始めると28目めは裏編みです。ここで編み地を返して次の段を編みます。原本は『2段目の最初は表編み』と別の一文で書いていませんが、この目数と反復の条件から順序を確かめられます。
以下でいう『表から』は、作品の表側を常にこちらへ向けるという意味ではなく、今編む段の最初の1目を表編みするという意味です。平編みでは段ごとに編み地を返すため、向いている面は入れ替わります。前段で行った表編み・裏編みという操作名だけで次段を決めず、今の面に見える目の顔と原本の模様を照合します。Yarnspirationsの一目ゴム編み資料も、偶数目の表1・裏1では次の段を表編みから始め、見える表目を表編み、裏目を裏編みすると案内しています。
1段目の最後の裏目は、返すと表目の顔になる
1段目を編み終えた直後、1目めは表編み、最後の28目めは裏編みとして編んでいます。次の段へ移るために編み地を返すと、編む順序も逆になります。2段目の最初に左針先へ来るのは、1段目では最後に編んだ28目めです。『最初の1目』を同じ側の端だと思い込むと混乱しますが、編み地を返した後は反対の端から始まります。
裏編みをした目の手前側には横のこぶが見え、反対側には縦のV字が見えます。したがって1段目の最後の裏目を返した面から見ると、2段目の先頭には表目の顔が見えます。針に掛かった輪だけでなく、左針先の目のすぐ下を見てください。次の目は1段目の27目めで表編みした列なので、返した面では横のこぶに見えます。Lion Brandの編み目の読み方も、前段で行った操作ではなく、次の段の現在面に見えるV字・こぶを読むよう説明しています。
| 作業する段 | 最初に編む目 | 最後に編む目 |
|---|---|---|
| 1段目:28目を端から端へ | 1目めを表編み | 28目めを裏編み |
| 返した直後 | 旧28目めが現在面でV字 | 旧1目めが現在面でこぶ |
| 2段目:反対の端から | 旧28目めを表編み | 旧1目めを裏編み |
2段目の先頭を、針先の2目から決める手順
1段目が28目で終わったか確認する
表1目・裏1目を14組編み、最後の28目めが裏編みだったかを振り返ります。針上に28目あることも数え、作り目から余分な目が増減していないか見ます。
編み地を返し、今から編む面を固定する
右針に移った編み目を持ち替えて左針の目として編める向きにします。2段目の先頭は旧28目めです。途中で編み地をまた返さず、現在面の針のすぐ下を見ます。
先頭のV字と次のこぶを確かめる
左針先の1目めの根元が縦のV字、続く2目めの根元が横のこぶに見えるかを確認します。糸で隠れていたら少し広げて同じ縦列を追い、輪の向きだけで決めないでください。
1目めを表編み、2目めを裏編みする
1目めを表編みするときの作業糸は編み地の後ろ、次の裏編みでは前に置きます。糸は針先の間から移し、余分な輪を針に掛けません。糸の前後操作が不安なら関連記事で確認してください。
表1・裏1を続け、段末で28目に照合する
現在面で見えるV字の目を表編み、こぶの目を裏編みし、原本の14組を段の終わりまで続けます。最後が裏編みになることと針上の28目を確認してから、次の段へ進みます。
Craft Yarn Councilの一目ゴム編み教材は、現在編んでいる段で表目に見える目を表編み、裏目に見える目を裏編みすると示しています。見え方に迷ったとき、原本の『表1・裏1』と手元の列の両方を使って判断できるのが、この28目の例です。V字とこぶ自体の探し方は『棒針編みの表目・裏目の見分け方』、切り替える糸の移し方は『一目ゴム編みで糸は前?後ろ?』で詳しく確認できます。
28目の1・2段目を、両端と組数で照合する
例えば1段目の終わりに『最後は裏編みだから、返した後は裏編みから』と覚えていると、2段目の先頭で逆の操作を選んでしまいます。ここは『前段の最後に何をしたか』ではなく、『返した今の面で旧28目めがどう見えるか』を基準にします。先頭がV字なら表編み、その次がこぶなら裏編みです。段が進むたびに作業面は反転しても、28目の表1・裏1という反復と両端の確認点を持っておけば、旧何目めかを数え続けなくても進められます。
2段目も表1・裏1の14組なら、奇数番目に編む目は表編み、偶数番目に編む目は裏編みです。28目めは裏編みで終わります。これはこのレシピの偶数目・平編み・増減なしの条件による具体例です。作り目を別の偶数にした場合は、その目数に合わせて組数を読み替え、44段の進捗は別に記録してください。
| 2段目で見る位置 | 返した面の目の顔 | この28目例で編む操作 |
|---|---|---|
| 先頭の旧28目め | 縦のV字 | 表編み1目 |
| 次の旧27目め | 横のこぶ | 裏編み1目 |
| 以後の2目一組 | V字・こぶを交互に確認 | 表1・裏1を残りも繰り返す |
| 段末の旧1目め | 横のこぶ | 裏編みで終え、合計28目を確認 |
列がずれたように見えたら、先頭から切り分ける
途中で『V字の上にこぶが来た』『最初の2目がどちらも同じ形に見える』と気付いたら、そのまま44段まで進めず、今の段の先頭へ戻って確認します。最初にレシピの作り目が28目のままかを数え、次に返した向きと段の始まりを確かめます。目数が合っていても、1目ずらして表裏を選べば縦列が変わって見えることがあります。逆に目数が増えているなら、表裏の順序以前に余分な輪がないかを調べます。
先頭の目がV字ではなくこぶに見える場合、必ずしも『裏編みすればよい』とは限りません。28目の原本条件から外れていないか、段を一つ飛ばしていないか、目の根元ではなく隣の糸を見ていないかを先に確かめます。確信がないならその目を無理に編まず、前に正しく確認できた所まで戻るか、公式レシピと関連記事を見直します。表裏を一度間違えた後のほどき方は別記事で扱い、この記事ではまず2段目の先頭を決めることに集中します。
目数が28目と合わない
まず余分な輪や落とした目の有無を確認。1目ずれた反復を無理に続けず、原本の目数に戻してから先頭を判断します。
目数は合うが先頭の顔が違う
編み地を返した後の面と、旧28目めを見ているかを確認。輪の直下と下へ続く列を見直し、前段の操作名だけで決めません。
先頭は合うが途中で列がずれる
ずれた位置の一つ手前から、V字・こぶと表編み・裏編みの対応を照合。糸の前後移動で余分な輪を作っていないかも見ます。
次の段へ進む前のチェックリスト
- 公式レシピの28目を平らに編み、1段目を表1・裏1の14組で終えた
- 編み地を返し、2段目の先頭が旧28目めだと分かる
- 左針先の1目めの下はV字、次の目の下はこぶに見える
- 2段目の1目めを表編み、2目めを裏編みとして始めた
- 糸を前後へ移すとき余分な輪を作らず、段末に28目ある
- 奇数目や縁目付きなど別の条件なら、原本の指示を読み直した
まとめ:返した面の最初のV字を表編みする
公式リストウォーマーの28目を表1・裏1で平らに編むと、1段目の最後は裏編みです。しかし編み地を返すと、その目は2段目の最初にV字の表目として見えます。そこを表編みし、続くこぶの目を裏編みして、2段目も表1・裏1を28目まで続けます。『前の段で最後に何をしたか』より、『今の面で何が見えるか』と原本の反復を優先してください。
まず手元の先頭2目だけを見て、無料の『一目ゴム編みリストウォーマー』の28目・44段の指示に戻りましょう。目の顔が分からなければ『棒針編みの表目・裏目の見分け方』、糸の前後で迷えば『一目ゴム編みで糸は前?後ろ?』、進んだ段を確認するときは『一目ゴム編みの段数の数え方』を使い、疑問ごとに確認を分けてください。
よくある質問
- 一目ゴム編みの2段目は、なぜまた表編みから始めるのですか?
- この公式レシピの28目を表1・裏1で平らに編むと、1段目の最後は裏編みです。編み地を返すとその旧28目めが2段目の先頭に来て、現在の面ではV字の表目に見えます。その目を表編みして縦列を保ちます。
- 1段目の最後が裏編みなら、2段目の最初も裏編みでは?
- 前段で行った操作名と、反対面から今見える目の顔は別です。旧28目めは前段では裏編みしましたが、返した面では表目のV字に見えます。公式28目例の2段目はその目を表編みします。
- 2段目は表1目・裏1目を何回繰り返しますか?
- 作り目28目のままなら表1目・裏1目を14組です。2段目も表編みで始め、裏編みで終え、段末に28目あることを確かめます。作り目を別の偶数目に変えた場合は、その目数に合わせて組数を読み替えます。
- 返した後、先頭がこぶに見えます。裏編みから始めますか?
- すぐには決めず、28目・1段目の表1/裏1・平編みという条件が合っているか確認してください。返して旧28目めを見ているか、輪の下の同じ縦列を見ているかも確かめます。別の模様や縁目の指示がある場合は、その原本を優先します。
- 3段目も表編みから始めてよいですか?
- この公式レシピを28目の偶数・表1/裏1・往復編みで増減なく続ける条件なら、2段目も裏編みで終わるため、返した3段目の先頭は表目の顔になり、表編みから始めます。ただし段ごとに原本と現在面の目を照合してください。
- 奇数目や輪編みでも毎段表編みから始めますか?
- この記事の答えをそのまま使わないでください。奇数目は端での反復の終わりが変わり、輪編みは平編みのように毎段編み地を返しません。作り目、縁目、模様、段・周ごとの原本の指示に従います。
参考にした基礎資料
- amilog『一目ゴム編みリストウォーマー』無料レシピ・原本 — 作り目28目(偶数調整可)、表編み1目・裏編み1目の14組を44段、平らな本体2枚を後からとじる指定を確認。2段目の先頭は、この指定から読み取る。
- Yarnspirations『How to Knit Ribbing』 — 一目ゴム編みで偶数目なら次段も表編みから、奇数目では裏編みから始める例と、表・裏の列をそろえる原則を確認。
- Yarnspirations『How To Knit Repeats And Multiples』 — 偶数目の一目ゴム編みで1段目の表1・裏1、2段目は現在面で見える表目を表編み・裏目を裏編みする指定を確認。
- Craft Yarn Council『Rib Stitch』 — 一目ゴム編みでは、現在編む段に見える表目を表編み、裏目を裏編みして縦列を保つことを確認。
- Lion Brand『A Good Read: Identifying Your Stitches』 — 現在面のV字と横のこぶを見分け、前段の操作名ではなく次に編む面の見え方を読むことを確認。



