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糸・素材

かせ糸の巻き方|絡ませず毛糸玉にする準備と手順

ねじった大きな輪の形で販売される「かせ糸」は、そのまま端を引くと輪同士が交差して絡みやすいため、編み始める前に扱いやすい毛糸玉へ巻きます。大切なのは、先に輪全体を支え、留め糸と本体の糸端を見分けてから巻き始める順番です。玉巻器がなくても、椅子の背や協力者の手で輪を支えれば手巻きできます。

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輪状に広げて支えた生成りのかせ糸を、手前の毛糸玉へゆるく巻く準備をした様子

まず答え

かせ糸は、ねじりを戻して大きな輪にし、かせくり器、輪の大きさに合う滑らかな椅子の背、協力者の両手などで輪全体を支えてから巻きます。ラベルを保管し、本体を束ねる留め糸と毛糸の端を見分け、送り出しやすい片端を選びます。留め糸を外す順番は資料や商品によって異なるため、少なくとも本体糸と見分ける前には切らず、商品案内を優先します。手巻きでは指の周りに小さな芯を作り、芯を外して向きを少しずつ変えながら、糸が伸びない強さで巻き重ねます。

かせ糸を毛糸玉へ巻く方法の要点を3つに整理した図解

この記事で分かること

  • ねじったかせを輪へ戻し、輪全体を支えてから留め糸と糸端を確認する
  • 玉の向きを変えながら、毛糸を引き伸ばさない強さで一定に巻く
  • 糸が止まる、輪が交差する、結び目が来る場合は引かずに巻く手を止める

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最初に、玉巻きが必要な「かせ」か確認する

Lion Brandはhankを、大きな輪へゆるく巻いた糸をねじった包装形状として説明し、使用前にballへ巻く必要があると案内しています。Craft Yarn Councilも、かせはそのまま使うと絡むため、先に毛糸玉へ巻き直す手順を示しています。

一方、細長いskein、丸いball、平たいcakeなどは、外側またはメーカーが案内する中心側からそのまま使える商品があります。呼び方や包装方法は商品ごとに異なるため、形だけで決めず、ラベルと商品ページも確認してください。すでに編める形の毛糸玉から糸端を探したい場合は、別記事「毛糸の糸端はどこ?中心・外側の見つけ方」を使います。

見た目・案内最初の判断次の行動
大きな輪をねじった形使用前に巻くhank・かせか確認ねじりを戻し、輪を支えて毛糸玉へ巻く
帯の付いた細長い形・丸い玉・cake外側または中心から使える案内があるか確認不要に巻き直さず、案内された糸端を使う
包装形状を判断できないラベルの商品名とメーカー情報を確認端を引いたり留め糸を切ったりする前に販売元へ確認

ラベルを残し、輪を支える道具を準備する

かせ糸とラベル

商品名、素材、色番号、ロット(lot)、長さ、重さ、取扱表示を後で確認できるよう、ラベルの表裏を撮影して保管します。複数かせを巻く場合は、どの玉のラベルか分かるようにします。

輪を支えるもの

かせくり器、輪の大きさに合う滑らかな椅子の背、または協力者の両手を使います。毛糸が角やささくれへ引っ掛からず、輪を一周たどれる状態を作ります。

巻き取る方法

手巻きなら両手だけで進められます。玉巻器を使う場合は、机への固定、ボビン、糸ガイドなどを製品説明書どおりに準備します。

作業場所

床へ落ちた輪を踏まず、糸が家具や袋へ引っ掛からない広さを確保します。途中で止めても輪と玉をそのまま置ける場所を選びます。

  • ラベルの表裏を撮影し、保管場所を決めた
  • かせを支える道具や協力者を用意した
  • 椅子や机に角・ささくれ・粘着物がない
  • 玉巻器を使う場合は、製品の説明書を開いた
  • 作業途中の輪を床へ落とさずに置ける

輪を支えてから、留め糸と本体の糸端を確認する

  1. かせのねじりを静かに戻す

    ねじった束の片側を反対側の輪から抜き、大きな輪へ戻します。端を引いてほどくのではなく、束全体の形を開きます。

  2. 輪全体を支える

    輪をかせくり器、椅子の背、または協力者の両手へ掛けます。輪が落ちず、強く引き伸ばされず、一周分の糸が順番に動ける広がりへ調整します。

  3. 交差がないか一周見る

    本体の糸が支えの周りを同じ方向へ回り、別の輪の下へ潜っていないかを確認します。交差があれば、まだ巻き始めずに束の位置を入れ替えます。

  4. 留め糸と本体糸を見分ける

    かせを束ねている短い留め糸と、輪を一周して作品に使う本体糸をたどります。色が同じなどで区別できない場合は、無理に切らずメーカーや販売元の案内を確認します。

  5. 確認できた留め糸だけを外す

    本体糸ではないと確認できた留め糸をほどくか、必要な場合だけ切ります。本体の両端が一緒に結ばれている場合は、糸を短く切らずに結びをほどきます。

  6. 動きやすい片端を選ぶ

    両端を少しだけたどり、輪の外側から交差せず送り出せる方を巻き始めにします。抵抗がある端を強く引いて選びません。

道具なしで、かせ糸を手巻きする手順

Lion Brandは、かせの輪をswift、椅子の背、協力者の手などで安定させたうえで、小さな芯を作り、玉を回しながら巻く方法を案内しています。完成形を完全な球にそろえる必要はありません。糸が順番にほどけ、引き伸ばされていないことを優先します。

  1. 糸端を指へゆるく巻く

    選んだ糸端を人差し指と中指の周りへ、芯が崩れない程度までゆるく巻き重ねます。指を締め付けるほど引きません。

  2. 芯を指から外す

    巻いた小さな輪を形が崩れないように指から外し、片手で支えます。最初の糸端が中へ埋まって分からなくならないよう、少し見える状態にします。

  3. 芯の中央へ向きを変えて巻く

    次の糸を小さな輪の中央付近へ巻き重ねます。同じ場所だけが太くならないよう、芯の向きを少し変えます。

  4. 玉を回しながら重ねる

    数回巻くごとに手の中の玉を回し、別の方向から糸を重ねます。送り出す糸をぴんと伸ばさず、自然な長さのまま巻き取ります。

  5. 輪側の動きを確認しながら続ける

    かせの輪が一周ずつ順番にほどけるか見ます。糸が別の輪の下へ入りそうなら、玉を引かずに止めて交差を戻します。

  6. 最後の端を見える位置へ留める

    すべて巻けたら、外側の糸へ強く結び付けず、数本の巻き糸の下へ軽く差し込みます。ラベルと一緒に保管し、編み始める端が分かるようにします。

かせくり器と玉巻器を使う場合

かせくり器は大きな輪を広げて回転できるように支え、玉巻器は送り出された糸をボビンへ巻き取ります。役割が違うため、玉巻器だけで床に置いたかせを強く引かず、輪を安定して支える方法も用意します。製品ごとに固定方法、糸ガイド、回転方向、巻取量が異なるので、手順と上限は説明書を優先してください。

  1. かせくり器と玉巻器を固定する

    机の厚みや形が製品条件に合うか確認し、ぐらつかないよう説明書どおり取り付けます。糸が二つの道具の間を無理なく移動できる距離を取ります。

  2. かせの輪を広げる

    かせくり器へ輪を掛け、糸が落ちず、強く張られない広がりに調整します。留め糸と本体糸を見分けてから外します。

  3. 糸端を糸ガイドとボビンへ通す

    選んだ片端を製品の糸ガイドへ通し、ボビンの指定位置へ固定します。自己流で可動部やギアの近くへ糸を通しません。

  4. 低速で動きを確かめる

    最初はゆっくりハンドルを回し、かせくり器、糸ガイド、ボビンが滑らかに動くか見ます。クロバーの玉巻器説明書は、糸を強く握ったり引いたりせず、手を軽く添える方法を案内しています。

  5. 抵抗が出たら止める

    ハンドルが重い、糸が跳ねる、かせの輪が重なる場合は回転を止めます。逆に強く回して通さず、交差や引っ掛かりを直してから再開します。

  6. 説明書どおり玉を外す

    巻き終わったら、糸端を確認してからボビン上の玉を外します。中心と外側のどちらから使える形かは、使用した玉巻器の仕上がりと説明書で判断します。

糸が絡んだ・端が分からないときの戻り方

状態止める理由戻り方
糸を引くと輪全体が持ち上がる選んだ端が別の輪の下を通っている可能性玉を置き、端からかせまでの経路を戻して交差を外す
椅子やかせくり器から輪が落ちる支えの幅や高さが合っていない留め糸の代わりに本体を結ばず、輪全体を掛け直して支えを調整する
途中に結び目・つなぎ目がある無理に糸ガイドや編み目へ通すと状態を確認できない巻く手を止め、商品情報と作品用途を確認してから切替方法を決める
糸が強く張り、細く見える巻き取りが糸を引き伸ばしている少し巻き戻し、輪の支えと手の力を緩めて巻き直す
留め糸と本体糸を区別できない本体を誤って切るおそれがある切らずに写真を撮り、商品案内または販売元へ確認する

よくある失敗と見直す順番

輪を安定させないまま留め糸を切る

本体の輪がばらけ、端と留め糸を追いにくくなる場合があります。商品案内に別の指定がなければ、ねじりを戻し、輪が崩れない支えを確保し、本体糸をたどってから外します。

床へ置いたかせから端だけを引く

複数の輪が一緒に動いて交差します。輪全体を広げて支え、片端が順番に送られる状態を作ります。

玉を固くするため強く引く

巻いている途中の糸が伸びるほど張りません。見た目の丸さより、元の糸の長さと弾力を保つことを優先します。

玉巻器のハンドルを速く回し続ける

抵抗や交差を見逃しやすくなります。最初と、糸の動きが変わったときは速度を落とし、異常があれば止めます。

巻いた後にラベルを捨てる

素材、色番号、ロット、取扱表示が分からなくなります。写真だけに頼らず、玉と対応付けて保管します。

巻き終わればすぐ編めると決める

レシピに合う糸・針・必要量かは別の確認です。ラベルとレシピを照合し、必要なら試し編みをします。

巻き終わりチェックリスト

  • 玉巻きが必要な輪状のかせだと確認した
  • ラベルの表裏を撮影し、現物も保管した
  • 輪を支えてから留め糸と本体糸を見分けた
  • 本体糸を引き伸ばさない強さで巻いた
  • 抵抗や交差が出た場所を強く引かなかった
  • 巻き終わりの糸端を見つけられる状態にした
  • 玉とラベルの対応が分かるようにした
  • レシピの素材・太さ・必要量・針を改めて確認した

まとめ:支える、見分ける、ゆるく巻く

かせ糸は、ねじった束の端を引くのではなく、まず大きな輪へ戻して全体を支えます。次に、ラベル、留め糸、本体の糸端を見分け、送り出しやすい片端から毛糸玉へ巻きます。手巻きでも玉巻器でも、糸を伸ばさず、抵抗があれば止める判断は同じです。

巻き終わったらラベルを玉と一緒に保管し、外側または説明書で確認した糸端から少しだけ引いて、滑らかに出ることを確かめます。次はレシピに合う糸と針を確認し、鎖編みまたは細編みを短く試してから作品へ進んでください。

よくある質問

かせ糸は、そのまま編み始められますか?
ねじった大きな輪状のかせは、そのまま端を引くと絡みやすいため、使用前に輪を支えて毛糸玉へ巻きます。ball、skein、cakeなど別の包装形状はそのまま使える場合があるので、ラベルとメーカー案内を確認してください。
玉巻器やかせくり器がないと巻けませんか?
必須ではありません。輪を椅子の背や協力者の両手で安定して支え、手で小さな芯を作って向きを変えながら巻けます。家具の角やささくれへ糸を掛けないよう確認してください。
かせを束ねている糸は、全部切ってよいですか?
本体糸と見分ける前に全部切りません。資料によって留め糸を外す順番は異なるため、商品案内を優先します。可能なら輪が崩れないよう支え、本体を一周する糸と束だけを固定する留め糸を見分けます。区別できない糸は切らず、販売元へ確認してください。
どちらの糸端から巻けばよいですか?
片端を少しだけたどり、輪の外側から交差せず動く方を選びます。抵抗のある端を強く引かず、別の輪の下を通っていないか確認します。
毛糸玉は固く巻いた方が崩れませんか?
糸が伸びるほど固く巻きません。元の糸と見比べて引き伸ばされていない強さを保ち、玉の向きを変えながら重ねます。
玉巻器だけあれば、かせくり器は不要ですか?
玉巻器は糸を巻き取る道具で、かせの輪を支える役割は別です。かせくり器がなければ椅子の背や協力者の手などで輪を支え、糸が順番に送られる状態にします。
巻いている途中で糸が止まったらどうしますか?
手やハンドルを止め、玉を置いて、端からかせまでの経路をたどります。交差を広げて上下を戻し、抵抗がなくなってから再開します。強く引いて結び目を小さくしないでください。
巻いた毛糸玉は中心から使えますか?
巻き方と道具によって異なります。手巻きの通常の玉は外側から使うのが分かりやすい場合があります。玉巻器で作った玉は、製品説明書で中心端と外側端の扱いを確認してください。
巻いた後、ラベルは捨ててもよいですか?
保管してください。素材、色番号、ロット、長さ、重さ、取扱表示は、必要量の確認、買い足し、仕上げ、洗濯で使います。複数の玉がある場合は対応が分かるようにします。

参考にした基礎資料

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