ガーターマフラーの糸端始末|両面から目立ちにくい通し方と切る前の確認
無料の「かんたんガーターマフラー」を伏せ止めし、最後の輪も留めたのに、作り目側や編み終わり側から糸が出たまま。途中で糸玉を替えたなら、そこにも2本の糸端が残ります。糸を根元で切る前に、両面から見えるガーターの凹凸へどう通すかを確かめましょう。ここでは、編み終えた平らなマフラーの糸端だけを扱います。糸玉の足し方や伏せ止めの動作は、関連記事で確認できます。
執筆・確認: amilog編集部公開日: 最終更新:

まず答え
伏せ止めの最後の輪を留めた後、残った糸端をすぐ根元で切らず、とじ針へ通します。ガーターの横に走る畝にある小さなこぶを見つけ、こぶの下を一つずつ上・下と行き来するように針を通し、糸の道筋を畝に沿わせます。途中で糸を替えた2本の端は、すき間を整えてから別々の方向へ始末します。糸を強く引かず、マフラーを軽く伸ばして両面から見て、つれ・穴・浮いた糸端がないか確かめてから余りを切ります。糸の滑りやすさで必要な通し方は変わるため、抜けそうなら切る前に通す位置を見直してください。

この記事で分かること
- 残った糸端は先に切らず、とじ針でガーターの畝のこぶに沿わせて通す
- 作り目・伏せ止め側は端から内側へ、糸替えの2本はすき間を整えて別々に始末する
- 両面の見え方と編み地の引きつれ、糸端の緩みを確認してから切る
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残った糸端を数え、最後の輪を留めてから始める
amilogの無料「かんたんガーターマフラー」は、表編みを往復して本体を編み、ゆるめに伏せ止めて糸始末するレシピです。作り目に使った糸端、伏せ止め後の糸端、糸玉を替えた場合の古い糸と新しい糸の端が始末の対象になります。糸替えをしていなければ、途中の2本はありません。作品の幅や長さを変えていても、残った糸端を一本ずつ確認する順番は同じです。
針に最後の輪が残っているなら、それを先に留めます。糸端始末は針上の目を閉じる作業の代わりにはなりません。Purl Sohoも、作り目・伏せ止め・糸玉交換で生じた端を、針から目を外した完成後に始末する流れを示しています。糸端の長さが十分残っているうちに、とじ針を通せる状態へ整えましょう。
| 糸端の場所 | 手元で先に確認すること | 始末の進め方 |
|---|---|---|
| 作り目側 | 端の輪がほどけていないか | 縁から内側の畝へ通す |
| 伏せ止め側 | 最後の輪を留め終えたか | 伏せ止めの縁を引き縮めず内側へ通す |
| 途中の糸替え箇所 | 古い糸と新しい糸の2本、すき間の位置 | すき間を整え、2本を別々に通す |
とじ針と畝を用意し、通す道を先に見る
糸に合うとじ針
毛糸が針穴へ通る、先の丸い糸用の針を使います。編み地の糸そのものを無理に割るより、目の凹凸の下へ針を通すためです。針穴へ通しにくい端は、先を指でまとめてから通します。
ガーターの横の畝
マフラーを平らに置くと、横へ続く盛り上がりが見えます。その畝に並ぶ小さなこぶを目で追い、糸端から無理なく入れる位置を選びます。目のない空間をまっすぐ渡すと、反対側に糸が透けたり浮いたりします。
切る前に残す余裕
最初から根元で切ると、編み地へ通す糸が足りなくなります。とじ針で扱える端を残したまま、先に通し、両面と編み地の張りを確認してから余りを切ります。固定の長さをどの糸にも当てはめません。
Purl Sohoにはガーターの糸端始末として、目の道筋をなぞる方法も、畝のこぶへ沿わせる初心者向けの方法もあります。ここでは後者を使います。滑りやすい糸と摩擦のある糸では端の落ち着き方が違うため、KnitProも糸の性質と編み地に合わせて方法を変えると説明しています。
ガーターの畝のこぶを行き来して、糸端を通す手順
糸端をとじ針へ通し、近くの畝を選ぶ
マフラーを平らに置き、残った糸端を針穴へ通します。糸が出ている所に近い畝から、こぶが続く道を目で追ってください。表面を糸で大きく横切るのでなく、既にある目の起伏の下へ通します。
最初のこぶの下へ針をくぐらせる
糸端の根元に近い、盛り上がった小さなこぶを選び、その下へ先丸の針を通します。糸を引くときは縁や畝が縮まない程度に整えます。針先で編み地の糸を貫かず、目の道筋を見ながら進めます。
隣のこぶへ向きを変え、同じ畝に沿って続ける
次のこぶには一つ目と逆の向きから針を通し、上・下と行き来するように同じ畝をたどります。Purl Sohoのガーターの実演は、隣り合うこぶを交互に通して横の畝へ糸端をなじませます。一度に長く引き抜かず、数回通すたびに編み地を平らに戻して張りを見ます。
軽く広げ、両面を見てから余りを切る
針を外す前に、マフラーを元の幅へそっと広げます。片面で通した糸が浮かず、反対面から見ても糸が目立ちすぎないか、端が抜けそうにならないかを確認します。足りないと感じたら別のこぶにも通し、安定してから編み地を切らないよう余りだけをはさみで切ります。
作り目・伏せ止め・糸替え箇所では、通し始めを変える
作り目側の糸端は、その縁を引き縮めずに近い畝へ入り、内側へ進めます。伏せ止め側では最後の輪が留まっていることを確認してから、伏せ止めの鎖のような縁を強く引かず、すぐ内側のガーターの畝を選びます。どちらも縁から糸を長く垂らしたままにせず、こぶの下へ沿わせてから両面で確認します。
途中で糸玉を替えた所には、古い糸と新しい糸の端が一本ずつあります。すき間が見える場合は、二本を交差させる位置を確かめ、最初のこぶを拾うときに穴を広げないよう整えます。その後、一方を畝に沿って通してから、もう一方も別方向へ通します。二本をまとめて一本の太い糸として引くと、交換箇所だけ膨らんだり、穴が残ったりすることがあります。Purl Sohoの実演も、二本の端を別々にとじ針へ通し、交換位置のすき間を整えてから始末します。
| 場所 | 避けたい状態 | 見直すところ |
|---|---|---|
| 作り目側 | 端の輪が小さくつれる | 縁を引かず、内側の畝へ糸を沿わせる |
| 伏せ止め側 | 最後の輪が未固定、伏せ止めの縁が縮む | 最後の輪を留め、縁の内側で始末する |
| 糸替え箇所 | 二本が一か所に固まり、すき間が開く | 各端の出どころを確認し、別々に通す |
糸が見える・編み地がつれる・端が緩むとき
反対面から一本の糸が浮いて見える
目の間の空間を長く渡っていないか、糸がこぶの下ではなく表面を走っていないかを見ます。切る前なら針を戻し、畝のこぶを一つずつたどる道に通し直します。両面が使えるマフラーで完全に見えなくなると断言せず、両側から目立ちにくい状態を目指します。
端や畝だけが引きつれる
糸端を強く引きすぎています。切る前に編み地をそっと広げ、こぶとこぶの間に自然なゆとりを戻します。元の幅へ戻らないなら、通した糸を少し緩めてやり直します。
糸端が滑って抜けそうになる
糸の素材や表面によって摩擦が違います。まだ切らずに別のこぶにも沿わせ、両面から浮きと緩みを確認します。滑りやすい糸で安定しないときは、使用糸に合う別の糸端始末方法を資料で確認してから仕上げます。一定の通過回数だけで固定できるとは決めません。
糸替え箇所に穴が残る
二本の端を同じ方向へ引いてすき間を広げていないか確認します。切る前にそれぞれの出どころを見直し、穴を小さく整えながら別の方向の畝へ通します。無理に引いて穴を閉じると周囲の目がつれるため、編み地を平らにしてから判断します。
毛糸の洗濯や水通しをする場合は、糸のラベルと作品の指定を優先します。始末した直後だけでなく、使う前に端の緩みや飛び出しを見つけたら、その部分を切り足すのでなく編み地へ戻して通し方を見直してください。
切る前のチェックリストと、完成までの次の行動
- 伏せ止めの最後の輪を留め、作り目・伏せ止め側と糸替え箇所の糸端を数えた
- 糸端を根元で先に切らず、とじ針で畝のこぶに沿わせて通した
- 糸替え箇所の二本は、すき間を見ながら別々に通した
- マフラーを平らに戻し、端や畝が引きつれていないことを確かめた
- 両面から糸の浮き・穴・緩みを見て、余りだけを切った
まず残っている糸端のうち一本を、とじ針に通して近くの畝で試してください。片面で目立たなくても、裏返して糸が浮くなら切る前に通し直せます。すべての端が落ち着いたら、無料「かんたんガーターマフラー」の仕上げ欄へ戻り、糸始末まで済んだかを確認しましょう。フリンジは任意です。付けるなら関連記事で短辺への後付け方法を選べます。
よくある質問
- ガーターマフラーの糸端は、結ぶだけで切ってよいですか?
- 結び目だけに頼って根元で切らず、とじ針で畝のこぶの下へ糸端を通します。両面の見え方と端の緩みを確かめてから、余りだけを切ってください。
- ガーター編みのどちらが裏側ですか?
- 平らに編んだガーターマフラーは両面に畝があり、巻いたとき両方が見えます。固定の裏側へ長い糸を隠すと考えず、近くの畝に沿って通し、両面から確かめてください。
- 作り目の糸端と伏せ止め後の糸端は、同じように始末できますか?
- どちらもとじ針で近くのガーターの畝へ通せます。ただし作り目の輪や伏せ止めの縁を引き縮めないよう、縁のすぐ内側から進めます。伏せ止め後の最後の輪は先に留めてください。
- 糸玉を替えた場所に2本の糸端と穴があります。どうしますか?
- 古い糸と新しい糸の出どころを見て、すき間を広げないよう二本を交差させる位置を整えます。一方ずつとじ針へ通し、それぞれ別の方向の畝へ沿わせて、最後に両面から穴とつれを確認します。
- 何目分通せば必ずほどけませんか?
- 決まった目数だけで、どの毛糸でも固定できるとは言えません。糸の滑りやすさや編み地の張りが違うため、切る前に軽く広げ、端が浮く・抜けそうなら通す位置を見直してください。
- 糸端始末の後にフリンジを付けてもよいですか?
- はい。amilogの無料マフラーでは、伏せ止めと糸始末の後、好みで両端へフリンジを付けられます。フリンジなしでも完成です。付ける場合は関連記事の手順を参照してください。
参考にした基礎資料
- Purl Soho「Weaving In Your Ends」 — ガーターの畝と目の道筋に沿って糸端を通す方法を確認。
- Purl Soho「Learn To Knit」 — 両面が見えるガータースカーフ、作り目・伏せ止め・糸替え箇所の端、畝のこぶを交互に通す実演を確認。
- Craft Yarn Council「Knit 911」 — 完成後に先丸の糸用針で端を始末し、編み地を軽く伸ばして引きつれを確認してから余りを切る流れを確認。
- KnitPro「How to Weave in Yarn Ends with a Darning Needle」 — 素材と編み地で糸端の収まり方が変わること、とじ針を使う仕上げを確認。
- amilog「かんたんガーターマフラー」無料レシピ・原本 — 表編みを往復する本体、ゆるめの伏せ止め後に糸始末し、フリンジは任意という作品固有の仕上げ順を確認。



